■気軽にできる「眼圧リセット」のセルフメソッド

――眼圧を下げるためのセルフケアですが、「側頭骨ほぐし」など、本当に自分1人で簡単にできるものですね。

清水 私も毎日、風呂で髪を洗ったあとに「側頭骨ほぐし」をルーティンでやっていますよ。

「側頭骨ほぐし」はとても簡単で、まずは両手の付け根をこみかみにあて、力を込めて内側に押し込むんです。それから両手を、そのまま前に押し出す。こめかみに心地よい圧をかけると、歪んで広がった頭蓋骨が引き締められ、整うんですよね。同時に口を大きく開けて、顎のバランスも取れればいいですね。

(清水氏にやり方を説明してもらい、実際に編集者とライターも「側頭骨ほぐし」をやってみる)

※画像は『眼圧リセットで緑内障を遠ざける方法を1冊にまとめました。』(飛鳥新社)より

――あっ! 本当にすっきりしますね。

清水 1日1分とかでいいんです。いつでもどこでも、道具なしで手軽にできる眼圧リセットのセルフメソッドを新刊ではいろいろと掲載していますので、ぜひ実践していただきたいです。

 実は、2021年に第1弾の『眼圧リセット』を出したあと、都内の有名な眼科に数年間通い続けているような人もうちに来てくれるようになったんです。もちろん日頃から検査することは大切ですし、病院で診てもらうことも重要です。ただ、西洋医学の先生は骨格に目を向けていない方もいらっしゃいます。

「眼圧リセット」は小顔矯正の副産物的に生まれたのですが、骨格の歪みを正すことは美容、そして目、さらには耳や声帯の健康にもつながってくるんです。突発性難聴はストレスや睡眠不足などが原因だと言われていますが、ストレスなどを受けた結果、耳の後ろや頭部の骨格に歪みが生じて発症すると言われています。うちのお客さんでは、突発性難聴の治療の相談で来られる方も少なくありませんよ。