■思い立った時が結婚適齢期

 前出の植草さんは、結婚を考える人へと向けて「人生をどう進めていくのかを考えてほしい」と呼びかける。

「もし今、結婚を考えている人は、まずは社会に目を向け、いろんなことに興味を持って、自分自身を客観的に見る力を身につけてほしい。そのうえで、自分の人生の延長線上に結婚がなければしなくていいんです。 

 でも、誰かと支え合って生きていこうと思うのなら、思い立ったのが何歳であってもぜひとも婚活をしてほしいと思いますね。子どもを持つ結婚だけが結婚ではありません。思い立った時が自分の結婚適齢期なんです。それが25歳の人もいれば、35歳、40歳過ぎの人もいるということです」(植草さん)

 焦ったところで結婚できるわけでもない。今年の暑すぎる夏は、自分を見つめ直す時間にしてもいいのかも。

※写真は植草美幸さん提供

植草美幸
千葉県出身、青山学院大学 経済学部卒業。結婚相談所マリーミー代表、恋愛・婚活アドバイザー。1995 年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社、株式会社エムエスピーを創業。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009 年、結婚相談所マリーミーをスタート。
業界平均 15%と言われる成婚率において、約 80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数も 1000 件以上を数える。「自分を知ること」「自分の婚活市場価値を知ること」「相手の心理を知ること」の 3 つを軸に、時に辛口で行うアドバイスには定評があり、地方自治体からも恋愛・婚活の専門家として講演依頼を多数受けている他、 報道番組などでも密着されている。 (※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出