7月23日、俳優・横浜流星(27)が、藤井道人監督(37)の映画『正体』(11月29日公開)の主演を務めることが発表され、その特報とティザービジュアルが話題沸騰となっている。

 映画『正体』は、染井為人氏の同名小説(光文社)を実写化したサスペンス・エンタテイメント。横浜が演じるのは脱獄した死刑囚で指名手配犯の鏑木慶一だ。

 鏑木は逃走中に各地で、吉岡里帆(31)、SixTONES森本慎太郎(27)、山田杏奈(23)が演じる人物と交流するが、山田孝之(40)演じる刑事が交流した3人に聞き取りしたところそれぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿で――という、まさに鏑木の「正体」に迫る物語である。

「7月11日の初報ではタイトルにちなみ、“主役の正体 不明!”と題して、横浜さん以外のメインキャストを先に紹介する前代未聞の手法が注目を集めていました。狙い通り、主役の正体を考察する声で沸騰しましたが、今回解禁された予告では横浜さんの超カメレオンぶり、さらには、藤井監督との深い関係性が注目を集めています」(映画ライター)

※画像は映画『正体』公式X『@shotai_movie』より

 予告に映っている逃走犯の鏑木は、横浜が一人で演じているとは思えないくらいにバリエーションがある。黒髪を前に下ろし、頬が血で汚れている姿、オールバックで鏡を見つめている姿、眼鏡をかけて理知的な姿。髪も髭もボサボサで、サングラスをかけている姿、そして、ウェーブのかかった茶髪のロングヘア姿――発表されているあらすじ通り、“まったく別人のような姿”なのだ。

《流星くん演じる5つの顔を持つ逃走犯が全く別人で驚愕》
《これは、彼にぴったり!変幻自在に、顔がかえられる、横浜流星はまるで存在しないかのような存在感。キャスト全員最高》
《本当に色々な顔…凶悪犯にも見えるし、無実だから必死にも見える…》
《吉岡さんとの茶髪のシーンはキラキラなかっこよさだし、山田杏奈ちゃんとのシーンは頼れるお兄さんな優しい雰囲気、森本慎太郎さんとのシーンは生気がない 鏡(を見る時)の不気味な顔も…》

 といった、横浜の“5変化姿”に絶賛の声が多数寄せられている。

「主演が横浜さんだと明らかになったことで、本作の監督である藤井氏にも注目が集まっています。

 藤井監督といえば松坂桃李さん(35)とシム・ウンギョンさん(30)のダブル主演映画『新聞記者』(2019)で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したり、テレビドラマでも綾野剛さん(42)主演の『アバランチ』(フジテレビ系/21年10月期)を手掛けるなど映像業界で引っ張りだこの若手ナンバーワン監督。映画好きの間では超有名人ですし、横浜さんとも交流が深いことも知られていますね」(前同)