■もはや「平年」という概念が通用しなくなっている
――去年に引き続き、「酷暑」とも言われる暑さですよね。今夏について専門家としての“評価”はどのような感じでしょうか。
杉江氏 7月の全国の平均気温を平年と比べると、2℃以上高いところが多いんですね。「たった2℃」と思う人もいるでしょうが、1か月通して2℃以上高い、というのは極めて高いことなんです。7月の気温で言うと、多くのところで、特に関東から西は昨年と同じか、超えるくらいの猛暑のところがあります。昨年の7月はめちゃくちゃ暑かったですが、気象庁から今年7月の全国の平均気温が昨年を上回り、1898年以降で最も高くなったという発表もありましたね。
ちなみに東京都心で言うと、今年7月で猛暑日になったのは12回。昨年が13回でした。昨年の猛暑日は年間で22回でしたが、今年は8月いっぱいでそれを超える可能性も十分に考えられる、という感じはしています。
平年だと7月の猛暑日は1日か2日くらいなので、10倍くらいなんですよね。年間通しても……まあ「平年」というのは1991年から2020年までの30年間の数字なので、平年という概念はもうどうなのかな、という感じもしています。
――こんな猛暑が続くようになったのはここ最近の話なんですね。
杉江氏 そうですね。平年だと東京の猛暑日は年間で4~5日くらいしかないので、7月の時点で3倍くらいになっているし。平年を持ち出すとあまりにも猛暑日が多くなってしまっているのでなんともたとえようはないですが、とにかく7月の猛暑日は昨年に匹敵している。そのため今年も以前では考えられないような猛暑日の日数になる可能性もあると考えられます。
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おはようございます☀☀☀☀☀
— やす子 (@yasuko_sma) July 20, 2024
皆様にとって素敵な一日になりますように✨✨✨✨✨
今日もピカピカ笑顔で🎵 pic.twitter.com/bUomLzsXWW
気象予報の専門家から見ても、今夏は「平年」という概念が壊れるほどの異常な暑さなのだ。そして『24時間テレビ』の放送日、やす子がマラソンを走る約1か月後も、今の猛暑は続くと見られている。現在、食生活にも気をつけ調整を進めるやす子、そして番組サイドは万全な対策で挑むことは間違いないだろうが、くれぐれも無理だけはしないで欲しいものだ。