■『サンモニ』谷亮子氏の解説が「わかりづらい」
2011年に行なわれたクラブワールドカップで優勝したFCバルセロナのリオネル・メッシ選手(37)に対し、日本テレビの中継番組に出ていた明石家さんま(69)が「サッカーの質問はみんな聞いてるやろうから、老後はどうしはるんですかと」と質問したところ、メッシ選手が不機嫌な雰囲気を漂わせ、ネットが大荒れになったこともあった。
「真剣勝負の場に笑いを持ち込んだりすると、そのスポーツのことを見たい、選手の言葉が聞きたい視聴者の怒りを買ってしまうことがままありますよね。上田さんの炎上も同様な感じでしょうか」(前出のワイドショー関係者)
柔道女子48キロ級で5大会連続五輪メダルを獲得したレジェンド・谷亮子氏(48)が7月28日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)に出演したが、その解説に批判的な意見が寄せられてしまった。
注目を集めたのは柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した永山竜樹選手(28)の試合について。永山選手は準々決勝でスペインのフランシスコ・ガリゴス選手(29)に敗退。試合ではガリゴス選手が永山選手に締め技をかけているところで審判から「待て」がかかり、永山選手は力を緩めたもののガリゴス選手は技をかけ続けたため、永山選手は一瞬意識を失い、一本を取られてしまった。永山選手は試合後に約3分にわたって畳の上から降ることなく抗議の意思を示し、映像確認を求めるも認められることはなかった。
この試合について谷氏は「審判が『待て』というのをかけるとき、膠着状態が続いて3秒くらいすると止まってますよね。こうする場合は『待て』になるんです」と説明。
続けて、「『待て』をしたあとに5秒間締め続けていたと、私にはそう見えたんですけれども。そういったところで永山選手も納得がいかない、説明を受けたいと畳の上に立ち続けたと思うんですけど」と語った。
また、「残る課題としましては、今後いろいろ議論があると思うんですけど、いま現在は日本柔道男子の監督がIJF、国際柔道連盟に申し入れをして、申請を出しているというようなことで、現地ではそういった動きがあるようです」とも話した。
「批判的な声が上がった理由は、谷さんの解説がどこか奥歯に物が挟まったような印象を受けるものだったからですね」(前同)
■谷亮子氏の歯切れの悪いコメントに批判の声
谷氏の解説に対し、
《サンモニで柔道解説の谷亮子さん。解説は確かに遠回しで何が言いたいかわからなかった》
《永山竜樹選手の例の不可解判定には一切触れず。日本女子柔道のレジェンドとして後輩や柔道界のために一言でも物申してほしかった》
《サンモニでの谷亮子のコメントが歯切れが悪かったのは一時期政界に身を置いたからじゃないか。政治家の習性として何事にもストレートに言うことができなくなったと思う》
などの意見が寄せられている。
「谷さんの解説は各所にかなり気を遣っているような印象を受けますよね。彼女は国際柔道連盟で殿堂入りしていますし、国会議員もやっていました。立場上、また影響力も大きいこともあり、“視聴者が欲しいこと”を言えなかった可能性もあります。
政治家はバランスをとって話すことが多々ありますし、発言を切り取られることもあるから一言一言に慎重になりがち。谷さんも議員を経験してそういった話し方が習慣づいてしまったのかもしれません。
思ったことを素直に伝える内村さんとは真逆ですよね。『サンデーモーニング』の解説で少々株を下げてしまった感のある谷さんですが、今後はレジェンドらしい解説やコメントを期待したいですよね」(同)
まだ始まったばかりのパリ五輪。選手の活躍はもちろんだが、キャスターや有識者の言動にもますます注目が集まっていきそうだ。