Hey! Say! JUMP山田涼介(31)主演の連続ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系/金曜よる9時)の第6話が、8月9日に放送される。8月2日放送の第5話は平均世帯視聴率が3.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と前回の3.6%からさらにダウン。普通に考えれば大惨敗の数字だが、そう簡単に言い切れない事情もありそうだ。

 同ドラマは、日本最大の財閥系企業「加賀美グループ」のCEOで、“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零(かがみれい/山田)が身分を隠して教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく学園コメディ。山田にとって、金曜9時帯ドラマ初主演作となる。

 今回は裏番組にパリ五輪の中継があったが、ふだんからこの時間帯は『金曜ロードショー』(日本テレビ系)、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』と拡大版の『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)、さらに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)のSP特番など強力なライバルの多い地獄枠。そのためか、放送当初から“金9”からのドラマ撤退がアナウンスされていた。

 そんな状況での第5話は、山田演じる零の父でグループ会長でもある加賀美治(市村正親/75)が突然倒れ、病院に搬送される。知らせを受けた零は病院へ急ぐが、その途中、秘書・芹沢一花(木南晴夏/38)は、零が担任する0組の生徒・松下リナ(倉沢杏菜/19)が、マッチングアプリで知り合った中年男性と会っているところを目撃する。

 治はただの貧血だと言い、病室に来た零の顔を見て「こんなところに来ている暇があるなら事業計画の一つでも見直せ」と叱責する。翌日、零は芹沢からリナのことを聞き、パパ活問題の現場データが入手できると、さっそく調査に乗り出す。零はリナのアルバイト先を訪れ、パパ活を止めるよう命じるが、リナは耳を貸さず……という展開。

 治は零の頭を撫でてから亡くなり、ラストで零はついに校長・東堂真紀子(水野美紀/50)と顔を合わせる。視聴率こそ低調だが、X(旧ツイッター)では、《生徒たちとのやり取りに微笑んでたのに、お父さんとのやり取りに涙…からの鮮やかなアクション! ストーリーの緩急とバランスが絶妙過ぎ!》などと、内容はおおむね好評だ。