■ライブ活動を行なうことが必然のワケ
前出の芸能プロ関係者は言う。
「広末さんのファンクラブは相場の2倍の価格設定。今後、ファンが“少し高くても納得”と思えるように、ファンクラブコンテンツをどんどん充実させていく必要があります。そうなると、選択肢としては、必然的に歌やライブ活動を展開していくことになるんですよね」
たとえば米倉は歌手活動はしていないが、2021年4月に行なわれたファンクラブ会員向けのディナーショーでは、ライフワークであるミュージカル『CHICAGO』の楽曲やアルゼンチンタンゴのショーを披露している。サプライズゲストで鈴木京香(56)が登場したり、提供された食事とお酒のセレクトが米倉プロデュースだったりと、充実した内容だったという。柴咲も、女優業とアーティスト活動を並行して行っているタレントとして有名だ。
「芸能人のファンクラブに入る最大の動機は、 “推し”と生で会えるイベントに参加できるチャンスが増えるからなんですよね。今回の広末さんのイベントも、チケットは9月14日から一般販売されますが、それに先駆けてファンクラブ会員は8月20日から先行抽選発売があります。
逆に言うと、タレントと直接会えるイベントがなければ、なかなかファンクラブの会費を払う気になれないということです。主な活動が俳優業オンリーで、大手事務所にも所属していない芸能人のファンクラブが少ないのは、そういう事情もあります。
今後、広末さんはライブ活動などを積極的に行なって、ファンクラブ会員に還元していくのではないでしょうか。ファンの間では朗読会をやって欲しいなんて声もあるそうです」
広末にとって25年ぶりとなるライブイベント『Best Day Ever』のチケット代は全席指定で1万2800円。米倉のディナーショーの最低価格3万5000円、最高価格5万円に比べると安いかもしれないが、米倉の場合は食事などサービスが充実していたため、一概に比べることはできないだろう。
ライブイベント『Best Day Ever』は、《自身の楽曲やカヴァーも含め、過ぎ去った『あの頃』と『現在』を共有する約1時間》とのこと。代表曲である『大スキ!』や『MajiでKoiする5秒前』などの歌唱に期待する声は多いが、果たしてどのような内容となるのだろうか――。