木村拓哉(50)が、勝負の時を迎えている――。

 3月4日からHuluで独占配信される超大型国際ドラマ『THE SWARM/ザ・スウォーム』。大人気アメリカドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のプロデューサーで知られるフランク・ドルジャーが製作総指揮を務める同作に、海外ドラマ初出演となる木村が参加。大いに注目を集めているのだ。

 木村が演じるのは、日本人の慈善家で海洋問題に取り組む“ミフネ財団”の創始者アイト・ミフネ。「特に最後の2話では、物語を1つにまとめてくれるとても重要な役割」だという。

 木村の演技について、ドルジャー氏は3つの「ハッとさせられた部分」があったとして、こうコメントしている。

「1つ目は、年齢を重ねていて大人の成熟した権威を表現できる感性、2つ目は知性が感じられること、最後にスクリーン上の存在感」

 そのほか、木村の人柄が非常に謙虚で、現場もスピーディに動けて、30分かかる作業が5分で済んだことなどをドルジャー氏は明かしている。

「木村さんは2004年の香港映画『2046』で海外映画デビューしましたが、海外ドラマは初出演。2021年8月頃、イタリアで同作の撮影に臨んでいたことをインスタグラムで報告していましたね。

 木村さんはこのところ、日本での役者業では少々不穏な流れもありますから、『THE SWARM』で流れを変えて欲しいところですね」(テレビ誌編集者)

 木村といえば、今年1月27日に東映創立70周年記念作品でもある主演映画『THE LEGEND&BUTTERFLY(レジェバタ)』が公開され、現在も絶賛上映中だ。

 またドラマでも、今年4月クールからフジテレビ系「月9」枠で『風間公親―教場0―』が控えている。順風満帆に思われるところだが、“不穏な流れ”とはどういうことか。