■「大幅カット」小栗旬の二の舞は避けたいが……

『THE SWARM』での木村の“不安”――前出の芸能プロ関係者は続ける。

「海外作品なだけに、やはり英語力について、ですよね。日本人俳優は、その大きな壁に必ずぶつかりますからね。

 小栗旬さん(38)は、2021年公開の映画『ゴジラvsコング』でハリウッドデビューを果たしていますが、当初言われていたより出番があまりにも少なかった。もっと多くのシーンに出演するはずだったそうですが、彼の英語力が問題となってしまい、多くの撮影シーンがカットされたり、出演シーン自体を減らされることになってしまったそうです。

 ハリウッド映画とドラマは違いますし、木村さんは今回の作品で“とても重要な役割”とされているので小栗さんと状況は異なりますが、英語力がいま一つだと、今後の仕事にはつながらないでしょうし、何より視聴者からの厳しい評価の声が飛んでしまうでしょうね……」

 木村は2009年の時点で、ラジオ『WHAT‘S UP SMAP!』(TOKYO FM)で英語を勉強していること、トークはできないがリスニング能力は身についていて、1対1ならどうにかなることを明かしている。

 2008年公開のフランス映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』に出演した際は現場が韓国、ギリシャ、ベトナムなど多国籍だったため、みんな英語でコミュニケーションしており、

「皆が英語に突撃し合っているから、自分も突撃しやすかったし助かりましたね」

 と、同じく『WHAT‘S UP SMAP!』で明かしていた。

「それから15年近く経って、語学力はさらに向上しているのでしょうが、完璧ということはありえないでしょう。

 2021年にも、英語発音指導士の専門家がメディアで、“不自然な巻き舌などはないが発声がイマイチで、英語発音特有の口の筋肉を使うことができていない”という旨の評価を下していたこともありました。木村さんが『THE SWARM』でどんな英語を披露してくれているのか、大注目でしょうね」(前同)

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