■映画は“大赤字危機”、ドラマは“枠がオワコン”の窮地!

 実は『レジェバタ』も『教場0』も、それぞれ不安視されていることがあるという。

「『レジェバタ』に関しては、“このままだと赤字になってしまうかもしれない”と予想されてしまっています。1月27日に公開されてから25日間で興行収入が20億円を突破してはいるのですが、興行収入の目標としては、なんと50億円という金額があったといいます。目標金額を考えると、公開およそ3週間強でこの数字は、ちょっと厳しいところがありますね……。

『レジェバタ』の総製作費は20億円とされていますが、実際は大友啓史監督(56)が細部にこだわりにこだわりまくった結果、30億円に近い製作費になった、とささやかれています。大規模な宣伝費も含めればさらに額は膨れ上がっているといい……上映館の取り分などを考えると、50億円近くいかないと厳しいのでしょうね」(芸能プロ関係者)

 公開から3週間の時点で目標額の半分にも到達していない――このままいけば『レジェバタ』の赤字は免れないだろう。

「また、木村さんが『教場0』で臨む連続ドラマについては、“視聴者の月9離れが深刻化している”ということが不安視されています。同時間帯に放送している『しゃべくり007』(日本テレビ系)とダウンタウン松本人志さん(59)も出演する『クレイジージャーニー』(TBS系)が非常に強く、1月クールの月9ドラマ『女神の教室』は視聴率が大苦戦。

 特に、現在、テレビ各局が最重要視する13歳から49歳までのコア視聴率で両番組に負けてしまっている状態で、対『しゃべくり007』ではトリプルスコア近くつけられてしまっている大惨状となっています。

 木村さんは“視聴率男”ですが、現在の月9はハッキリ言って数字が非常に取りづらい“オワコン状態”となりつつある。『教場0』も、“すでにあまり客がいない”という状態からの戦いとなるでしょうね……」(前同)

“主演映画の大赤字危機”と“ドラマの惨敗危機”――木村だけの責任ではないとはいえ、“主演俳優”としてのイメージの低下は避けられないだろう。

 それだけに、今後の海外の仕事にもつながるだろう『THE SWARM』に賭けている部分もあると考えられるが、同作にも“ある不安”がささやかれているという。