■『ジョンソン』打ち切りの一方で『新しいカギ』は絶好調
結果、スケール感のある大型企画を放送しても視聴率が全く取れない状態になってしまっているのだろう。
7月29日の2時間SPでは“バズる動画”作りを目指したものの、番組の公式YouTubeチャンネルの登録者数は2600人(8月19日15時現在)ほど、動画の再生数も1万を超えるのは数本で、ほとんどが4ケタ、中には1000回にすら達していないのもある。
「9月にも放送が控えていますが、終了が決まっている『ジョンソン』は今、“敗戦処理”をしているような状態。番組を積極的に見ようという視聴者、番組ファンが激減しており、寂しい終了に向かいつつありますよね。
一方、同じように中堅芸人が出演するフジテレビの『新しいカギ』は、波に乗りまくっていますよね」(前出の制作会社関係者)
『新しいカギ』のレギュラーメンバーである霜降り明星、チョコレートプラネット、ハナコが総合司会を務めた『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』(7月20日、21日放送)は大成功を収めた。
7月20日の午後7時から11時半までのコア視聴率が7.4%、翌21日も午後7時からエンディングまでが7.8%と、とんでもない高数字をたたき出したのだ。
\🌈27時間TVありがとうございました🌈/
— 【公式】新しいカギ🔑 (@atarashiikagi) July 27, 2024
今後とも
新しいカギをよろしくお願いします🔑
引き続き
土曜の夜を盛り上げていきます🔥🔥
今夜8時から🔑
🏫学校かくれんぼ
せいやの母校大阪で開催🍀
ゲストに #TravisJapan ❤️💚
#宮近海斗 さん #中村海人 さん参戦🔥
ぜひご覧ください🫧 pic.twitter.com/8MRkNHiRr0
「『27時間テレビ』では特に、『新しいカギ』発の企画『超!学校かくれんぼ』とダンス企画『カギダンススタジアム』が大盛り上がりでしたね。同番組が強いのは、高校やティーン層を巻き込んだ企画がバズっていることです。視聴者参加型で、若年層は“我が事”として楽しめる。だから、若年層の数字であるコア視聴率を獲得できますし、そのターゲットを狙ったCMも入ってきますよね。
今後も、『新しいカギ』は『学校かくれんぼ』を中心に人気と数字を上げていきそう。今や『新しいカギ』メンバーはフジテレビバラエティのエースと言えそうです。
一方の『ジョンソン』も『新しいカギ』に負けない人気メンバーがそろっているにもかかわらず、番組は1年持たずに終了することに。“先代”の番組『リンカーン』を意識しすぎたことや、核となるコンビの不在などが言われましたが、なんとも残念で、寂しい終焉になってしまいそうです……」(前同)
『新しいカギ』にも迷走時期、番組ファンが全くつかず低迷する期間があったが、『学校かくれんぼ』というスマッシュヒット企画とともに一気に大人気番組へと上り詰めた。しかし、『ジョンソン』にはその我慢の時間もなく――レギュラーメンバーも悔しい思いを抱えて、最終回を迎えることになりそうだ。