ダウンタウン松本人志(60)が自身の女性問題を報じた『週刊文春』の発行元である文藝春秋などに名誉を毀損されたとして、5億5000万円の損害賠償などを求めた世間が注目する裁判。8月14日には第2回弁論準備手続きが行なわれる予定だったものの、延期となり再び物議を醸している――。

 今回、文春側の喜田村洋一弁護士は「裁判所が決定したんです」と東京地裁からの提案だったと明かしている。

 3月28日に東京地裁で行なわれた第1回口頭弁論では、松本側が記事内で松本に男女の関係を強要されたと主張するA子さんとB子さんの特定を要求したものの、文春側は応じなかった。6月5日の第1回弁論準備手続きでは松本側があらためて2人の特定を要求していた。

 7月11日発売の『週刊文春』では、松本側の田代政弘弁護士によるA子さんに対しての出廷妨害疑惑があったこと、探偵を雇ってA子さんら被害を訴えた女性らを尾行するなど、日常生活を探っていたとも報じられたが、田代弁護士と彼が所属する「八重洲総合法律事務所」は徹底反論。さらに田代弁護士側は、同記事における文春サイドのおとり捜査ならぬ“おとり取材”疑惑を主張するなど、松本側と文春側とで“法廷外”の乱闘騒動も巻き起こった。

 喜田村弁護士は今回、8月14日に予定されていた第2回弁論準備手続きにあたって「証拠は20個ほど提出した」とコメント。A子さんの特定による裁判の影響へは「特定はいずれはするでしょうからね、ちょっと今はどうなるかわかんない」としつつ、A子さんらの出廷の可能性は「それはあるでしょうね」とコメントしている。

※画像は松本人志の公式X『@matsu_bouzu』より

「裁判所側が延期を決めたといいますが、その理由も釈然としない感じですし、次の日程もアナウンスされていない。外野からすれば“謎の延期”にも見えてしまいますよね。

 14日に予定されていた弁論準備手続きは、文春側が記事の正当性、真実性を証明するという“文春側のターン”でしたが、喜田村弁護士は証拠を20個提出したと明言したわけで、延期となったのは文春側の理由ではないようです。文春側はA子さんらの出廷を示唆しており、今後も文春側、松本さん側、双方は真っ向から戦うつもりなのでしょう」(ワイドショー関係者)