■『ドッキリGP』の3つの強み

『24時間テレビ』を脅かす存在の『ドッキリGP』――同番組には日テレの夏の超大型番組に対抗できる3つの強みがあるようだ。

「『24時間』は毎年いろいろ言われつつも高視聴率の番組ではあるのですが、実は『ドッキリGP』が昨年の時点でかなり迫っていたんですよね。昨年の『ドッキリGP』の4時間SPは8月26日の夜7時から11時10分まで放送されていましたが、現在テレビ界が最重視している13~49歳のコア視聴率がかなり良かったんです」(前出の制作会社関係者)

 23年の『24時間テレビ』(夜6時30分~)は、番組開始から夜9時まがコア5.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)、9時10分から11時にかけて放送されたなにわ男子道枝駿佑(22)主演のスペシャルドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』が6.1%だった。

※画像は『ドッキリGP』の公式X『@dokkirigp_cx』より

 対する『ドッキリGP』の4時間SPは3.5%と、多くの注目を集める『24時間テレビ』の裏番組としては非常に高い数字を残していたのである。

「毎年『24時間』の裏で『ドッキリGP』をぶつけるのが定着していて、それをネタにした予告や告知インタビューもお約束となっていますし、今年も楽しみにしている視聴者は多いでしょうね」(前同)

『ドッキリGP』の2つ目の強みは、番組や出演するタレントの人気が右肩上がりなことだ。

「『ドッキリGP』は18年にレギュラー化してから順調に番組人気も、レギュラー出演者の人気も上がり続けています。7月20日、21日に放送されたフジテレビの『FNS27時間テレビ』は視聴率が高く、大成功の評価を得ており、『ドッキリGP』のコーナーも大盛り上がりでしたよね。

 そして、『ドッキリGP』ではSnow Man向井康二さん(30)扮する“マッサマン”が特に大人気。コラボ商品のレトルトカレーが発売されるほどの大反響で、今夏は“フジテレビの顔”と言っても過言ではないキャラクターになっていますね」(前同)