■『24時間テレビ』と違ってSTARTO社タレントが多く出演

 向井扮するマッサマンは、その人気ぶりから、7月20日から8月25日まで開催されたフジテレビの夏休みイベント『お台場冒険王2024』のメインキャラクターに就任。3.8mの像まで建てられた。

 また、『ドッキリGP』ではマッサマンと勝負する対戦相手として、九九が言えないマツダマンと、ビール腹が目立つマサノリマン――人気急上昇のTravis Japan松田元太(25)とお笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀(53)も活躍しているが、今回の4時間SPでは彼ら3人が活躍することが予告されている。

「『ドッキリGP』の3つ目の強みとしては、STARTO ENTERTAINMENT、いわゆる旧ジャニーズタレントの起用が挙げられます。今年の『24時間』はSTARTO社のタレント起用に消極的である一方で、『ドッキリGP』は向井さんに限らず多くのSTARTO社の、特にバラエティ番組に強いタレントを積極的に起用していますからね」(前出の制作会社関係者)

 これまで『24時間テレビ』は旧ジャニーズと“蜜月”と評されるほど多くの旧ジャニーズを起用していたが、今年はジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響もあり、相葉雅紀(41)が「保護犬トリミング」のコーナーに、King & Princeの高橋海人(25)がダンス企画に出演する以外はほぼ起用されることがないとも言われている。

 一方で『ドッキリGP』は番組レギュラーとして向井とtimelesz菊池風磨(29)が出演しているほか、最近では松田が準レギュラー化しており、今回の4時間SPにも出演。

 さらに4時間SPではSnow Manの向井、深澤辰哉(29)、宮舘涼太(31)、timeleszの菊池、佐藤勝利(27)、松島聡(26)が目玉企画「ボムマジ爆発 世紀のアイドルグループ対決SP」に挑むことも告知されている。

※画像は『ドッキリGP』の公式X『@dokkirigp_cx』より

「STARTO社タレントは多くのファンがついているし、その中でも特に大人気グループであるSnow Manのメンバーが多く登場するということでファンはがぜん注目しますね。そのため彼らのファンやアイドル好きの視聴者は、相葉さん、高橋さん以外出ないとも言われる『24時間』よりも『ドッキリGP』を選ぶと考えられる。

 昨年の時点ですでに『24時間』の強力なライバルになっていた『ドッキリGP』。そこから番組人気はさらに上がっており、さらに今年は人気のSTARTO社タレントの参戦も――“今回は本当に『24時間』を食うのでは”、とテレビマンの間で言われていますよ」(前同)

 1年かけて制作されるという日テレの『24時間テレビ』。チャリティー番組であり番組の目的は視聴率だけではないが、裏のいちバラエティ番組に負けるようだと、いよいよその存在意義も怪しくなってくるだろう。