水川あさみ(41)主演の連続ドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系/金曜よる10時)の第10話が、8月30日に放送される。23日放送の第9話は、清家一郎(櫻井翔/42)の実母・浩子(高岡早紀/51)が衝撃の告白をし、視聴者の考察が盛り上がっていた。

 同ドラマは、早見和真氏の同名小説が原作。若き政治家・清家一郎と、彼に関わってきた人物たちの隠された過去に、記者・道上香苗(水川)が迫っていくヒューマン政治サスペンス。浩子が不審な交通事故の黒幕でないことが分かり、残る焦点は“清家を操っているのは誰か?”になった。

 第9話は、道上の父・兼高(渡辺いっけい/61)の交通事故死は、BG株事件(不動産開発会社『ビッグガリバー』の未公開株を巡る事件)への関与が疑われる外務大臣・諸橋(矢島健一/68)が証拠隠ぺいのため、失踪中の元秘書・富樫に指示を出していたことが実行犯・村井の自供によって明かされる。

 一方、清家は新たに、国民の直接投票で総理大臣が選ばれる「首相公選制」の採用を提案。国民から絶大な人気を誇る清家が総理になるための布石とも取れるため、道上は裏で手綱を引く浩子の存在をあらためて感じる。道上は愛媛県の外泊まで出向き、浩子に会うことに成功。そこで浩子は、自身の過去を語り始め……という展開。

 浩子は、母・劉英華の壮絶な人生を明かすと、清家の父・義和の交通事故死に、自分はかかわっていないことを匂わせる。さらに、鈴木(玉山鉄二/44)にハヌッセンの論文を送ったのは自分でないと、道上に告げた。これまで、浩子が黒幕という線で物語が進んできたため、本当の黒幕を匂わせる展開に考察が過熱している。