■顔をあえて公開しない“首下界隈”に共通する特徴は

“首下界隈”の特徴について、トレンドアナリストの太田まき子氏が解説する。

「1人で撮影している人もいますが、推し仲間と一緒にお揃いのグッズを持ったり、仲良くポーズをとったりする写真が多いです。撮影しているのは今のところアイドルグループのファンが主流ですが、仲の良い女子同士でもやっています。ただやはり同じブランドのバッグを持つ、お揃い、あるいは雰囲気を合わせたシミラーコーデをするなど、何かしら共通項をもうけるのが“首下界隈”の撮影ポイントです」(太田氏)

 顔は公開しないものの、撮影時には“演出”が入ることも“首下界隈”に共通するポイントだという。

「まず、首下界隈のショットはいわゆる“女子”っぽさが強めという共通点があります。首から下での写真になるため、ロングヘアーが基本。たしかにロングのほうが“女子盛れ”度は高いですし、毛先を巻いて動きを出している人も多いですね。

 さらにみんな細身でスタイルがいい。ファッションは推しのTシャツでお揃いにする人もいますが、ミニスカート、ふんわりワンピース、オフショルダーなど、ガーリー系のトレンドコーデが目立ちます」(前同)

“ロングヘアー”、“スタイルの良さ”、“トレンドファッション”という3点が必須項目のような“首下界隈”。これらの要素に加えて、被写体の撮影時の手の動きにも要注目だという。

「友だちがいれば2人で密着してハートポーズを取る、腕や手を組むなど仲の良さが伝わるショット。あるいは2人ともキャラクターグッズやオシャレなカップのドリンクを持つといったポージングが“首下界隈”の定番です」(同)