■トンデモと胸キュンの不思議な同居
その一方で、毎回必ず入る空豆と音の会話が印象的だ。今回も「“いつか空豆の心拍数で曲書こうかな”なんて、日常会話でこんなセリフをするっと出す北川先生も、さらっと言う永瀬廉もスゴい」「永瀬廉を縁側に座らせて、“行くわけねぇーじゃん”からの、シャボン玉フーッさせる脚本は天才」など、感動したという声が多い。
ツッコミどころ満載の“トンデモ”展開と、美しくも切ない“胸キュン”シーンが同居する不思議な本作。今後は、世界で成功するため、空豆を九州の実家に残して去っていった母親・塔子(松雪泰子/50)との確執が明かされるだろうが、予測不能なぶっ飛んだ展開に期待したい。