■「徹底抗戦&法廷外乱闘騒動」から一転、和解の空気感が流れるワケ
松本は1月8日、文春との裁判に注力するため芸能活動を休止。Xに《事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす》とポストし、徹底抗戦の構えを見せている。
事実無根なので闘いまーす。
— 松本人志 (@matsu_bouzu) January 8, 2024
それも含めワイドナショー出まーす。
一方の文春側も引くつもりはいっさいないはずだ。7月11日発売の『週刊文春』では、松本側の田代政弘弁護士によるA子さんに対しての出廷妨害疑惑があったこと、探偵を雇ってA子さんら被害を訴えた女性らを尾行するなど、日常生活を探っていたと報道。
田代弁護士と彼が所属する「八重洲総合法律事務所」はこの記事に徹底的に反論。さらに田代弁護士側は、同記事における文春サイドのおとり捜査ならぬ“おとり取材”疑惑を主張するなど、松本側と文春側とで“法廷外”の乱闘騒動も巻き起こったほどだ。
松本と文春の裁判と並行して行なわれている、松本が参加した飲み会に女性をアテンドしたと『FRIDAY』(講談社)に報じられたクロスバー直撃の渡邊センス(40)が、同誌の発行元の講談社を訴えた裁判。8月26日に弁論準備手続が行なわれたが、渡邊は同日にはXを更新し、裁判の進捗や講談社側の対応への怒りを綴り、松本がすぐにリポストしたことも話題を呼んだ。
「渡邊さんの裁判の行方も気になるところですが、松本さんと文春の裁判は、松本さんが徹底的にやると宣言して始まった裁判ですし、文春側も5億円以上を請求されている。双方とも負けるわけにはいかない。そんな裁判が和解へ至るのか疑問に感じる人も少なくないはずです。
ただ、細野弁護士が見解を出したように一気に和解に至る可能性が出てきたと。その裏には、松本さんの“復帰したい”という思いが大きいことがありそうだ、と言われていますね。もちろん、松本さんとしては“間違った記事を出されたことに納得いかない”という気持ちはあるのでしょうが、それ以上に早く復帰したい、お笑いをやりたいという思いが強いのでは、と見られています。
当然、文春サイドも記事には絶対の自信があるはずで、8月14日に開催予定だった第2回弁論準備手続きに20個もの証拠を提出したことからもそれが伺えます。ですので、文春サイドが不利な条件の合意は飲まないとは思われますが――ただ、裁判というのはとにかく疲弊するもの。責任者だけでなく、記事の関係者、編集者や記者も裁判資料集めのためなどで動かないといけないでしょうし、長い時間が取られるものなんですよね。
和解の話がささやかれるようになった裏には、その辺りの事情もありそうです……」(前出の民放キー局関係者)
長期化すると見られていた松本と文春の裁判だが、ここにきて一気に和解の可能性が浮上しているようだ。活動休止から230日超――お笑いのトップ・松本人志の復帰の動向に注目が集まる。