■低視聴率による1話短縮話をテレ朝に聞いた

『南くん』は、第5話(8月20日)放送回も世帯3.8%、個人2.1%、コア1.0%と少し上げたが、厳しさは変わらず。

 GP帯のドラマとは思えない、深夜ドラマのような低い視聴率。それを受けて、業界内ではある話が急浮上しているという。

「あまりにも視聴率が低いことで、1話分が短縮される、つまり当初の予定から1話減ることになりそうだ、と言われているんです。

 連ドラが低視聴率が原因で話数短縮されるというのは、決してない話ではありません。オダギリジョーさん(48)主演の『家族のうた』(フジテレビ系/12年4月期)が、世帯視聴率3.1%という低視聴率を記録し、当初予定の全11話を全8話に短縮されたというケースもあります。

 そして、『南くん』に関しては、8月13日の第4話の低視聴率が決め手となって、1話短縮が決まったようだ――そんな話が流れているんですよ」(前出の制作会社関係者)

 低視聴率による1話短縮話。果たして真相は――弊サイトはテレビ朝日に問い合わせたところ、

「当初から全8話の予定であり、事実ではありません」

 という回答があった。

※画像は『南くんが恋人!?』の公式X『@minamikun_ex』より

 芸能プロ関係者はこう話す。

「現在放送中の『南くん』の“火曜9時枠”は、2022年10月クールに新設された放送枠です。

 沢口靖子さん(59)主演作『科捜研の女 2022』(※Season22)を第1弾として放送が始まり、『南くん』の前クール、今年4月期に放送された石原さとみさん(37)主演の『Destiny』まで計7本のドラマが放送されてきましたが、いずれも全9話構成でした。

 第4話の致命的な低視聴率から1話分の短縮話が流れていた『南くん』ですが、この作品だけこれまでと違って、特別に最初から全8話で進行していた……ということなんでしょうね。

 いずれにせよ、『南くん』の視聴率がGP帯ドラマとは思えないほど低いのは事実。主演の飯沼さんにとっては、ほろ苦いGP帯初主演作となってしまったかもしれませんね……」(前出の制作会社関係者)

『VIVANT』の続編制作も噂されるなか、まだ若い飯沼には、さらなる活躍を期待したい。