■元テレ朝プロデューサーが分析する『トトロ』と『ラピュタ』の人気理由
一方、フジテレビ系では、Hey!Say!JUMP・山田涼介(31)主演の連続ドラマ『ビリオン×スクール』、芸人の千鳥・大悟(41)がMCを務めるバラエティ番組『酒のツマミになる話』が『金曜ロードショー』の裏で放送されている。
『金ロー』でジブリ特集があった2週ともに、『ビリオン×スクール』のコア視聴率は1.2%。『酒のツマミ』は『トトロ』の裏では2.2%、『ラピュタ』の裏では1.4%と、やはり厳しいものだった。
「『笑うマトリョーシカ』と『ビリオンスクール』はもともと視聴率が取れていない作品ですが、『金スマ』と『酒のツマミ』は、いつもならもっと良い数字を出せている番組です。ジブリの2大作品が影響しているのは、間違いないでしょう」(前出の制作会社関係者)
来週も #スタジオジブリ 作品でお楽しみください🎉
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 23, 2024
🏰#天空の城ラピュタ🎺を放送‼
好奇心と夢にあふれた名作冒険ファンタジーです。
夏休みの終わりに、どうぞ、ご家族そろってごらんください🤗#金曜ロードショー pic.twitter.com/7aP0apNGAZ
なぜ、何度も放送されている『トトロ』と『ラピュタ』は毎度、これほどまでに高い視聴率を獲得するのか、そして両作品の強みとはなんなのか――テレビ朝日で情報・報道番組のプロデューサーを長年務めた鎮目博道氏に話を聞いた。
「まず前提として、ジブリ作品はファミリー層に刺さる作品がほとんどですから、若年層の数字は取りますよね。
そして、そんなジブリ作品でも、特に『トトロ』と『ラピュタ』の大人気ぶりはもちろん他局のテレビマンも把握しています。いつ日テレが『金曜ロードショー』でこの2作品を打ってくるのか、他局のテレビマンたちは戦々恐々としていますよ」(鎮目氏)