■稼ぎ頭で圧倒的な功労者

 信頼していたマネージャーと一緒に独立することは叶わなかったようだが、その関係はとても良好だったとされる。

「たしかに、前事務所にも若槻さんと関係がよくなかった、よく思っていなかった人もいたでしょう。ただ、前事務所の多くのスタッフからは彼女の悪い話は出てきませんし、だから困惑の声も上がっていると。若槻さんは事務所の稼ぎ頭でしたし、圧倒的な功労者でもありましたからね」(前出のワイドショー関係者)

 2003年頃よりグラビアアイドルとして注目を集めた若槻は、『クイズ!ヘキサゴン』(フジテレビ系)や『銭形金太郎』(テレビ朝日系)などのバラエティ番組でも活躍するように。

 2009年には自身のアパレルブランドを立ち上げ、2012年1月に一般男性と結婚。同年6月に第1子を出産。2015年12月の『さんまのまんま』(関西テレビ)で4年ぶりのテレビ出演を果たし、2017年4月に第2子を出産。

 以降はテレビ出演が減っていたものの、現在は『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)や『ラヴィット!』(TBS系)など複数のレギュラー番組を抱え、再び人気タレントとして第一線で活躍を続けている。

※画像は若槻千夏の公式インスタグラム『@wakatsukichinatsu』より

「テレビから完全に消えたにもかかわらず、復活し、またしても女性タレントでトップクラスの活躍をしていると。若槻さんのバラエティの能力は極めて高いですよね。コメントは的確ですし、間の取り方、タイミングは完璧。さらに回しもできますから、テレビマンがキャスティングしたくなるのも納得です。

 加えて彼女は天才的な記憶力の持ち主で、事務所のスタッフの名前は入社したての社員も覚えていたといいますし、ささいな変化にも気づいてくれたそうです。新人社員に“髪切ったよね?”などと話しかけることもあったそうで、周囲は驚かされていたと。

 そして、バラエティの最前線にすぐに戻れた裏には、圧倒的な努力もある。かつては生放送や収録が終わってから同じ事務所だったKABA.ちゃん(55)らと集まって、出演した番組を見ながら“ここがダメだった、ここが良かった”と反省会をし、さらに出たい番組を流しながら“こういったコメントが求められるのでは”や“ワイプではここに注意”など、“バラエティ研究会”を夜な夜な開催していたそうですからね」(前同)