■「日曜劇場」で大ヒット作を連発してきた福澤氏&伊與田氏だが……

 伊與田氏は阿部が主演を務めた『DCU』をはじめ、『半沢直樹』や『下町ロケット』、『陸王』などでプロデューサーを担当。福澤氏とともに数多くのヒット作を世に送り出してきたTBSを代表するプロデューサーだ。

 ところがここ数年で2人の関係に変化が生じていたと、1月30日配信の『週刊女性PRIME』が報じていた。

 2021年4月から6月にかけて放送された『ドラゴン桜』は、本来は福澤氏と伊與田氏(『週刊女性PRIME』ではA氏と記述)のコンビで制作する予定だったものの、クランクインの数か月前に方向性を巡って2人が仲違い。伊與田氏に代わって飯田和孝氏がプロデューサーに就任したという。さらに『DCU』にも本来は福澤氏が参加するはずだったとされるが、外れてしまったようだ。

■『半沢直樹』放送延期は「ジャイさんのこだわり」のせい!?

 福澤氏は「ジャイさん」という愛称からうかがえるように、いわゆる“ジャイアン気質”で自分の思った通りに作品をつくりたいと考えるタイプだという。

 伊與田氏は以前からそんな福澤氏のやり方をあまりよく思っていなかったとされ、2020年版『半沢直樹』でも、方向性を巡って意見の食い違いがあったと、前出の『週刊女性PRIME』が伝えていた。

 第2シリーズの第8話は、新型コロナウイルスの影響による撮影延期のため放送が休止され、代替番組として『生放送!!半沢直樹の恩返し』が放送された。記事によると、現場では福澤氏が撮影にこだわりすぎため、オンエアに間に合わなくなったとも言われ、伊與田氏も「プロとして放送日に穴を開けるのはいかがなものか」と思っていたという。