■最新のインタビューでも「テレビには戻れない」と語った渡部

 結果的に実現はしなかったものの、2020年12月3日、“同年大みそか放送の『絶対に笑ってはいけない2020 大貧民GoToラスベガス24時!』に渡部が出演する”、と各メディアで報じられたほか、「GW特番の『行列』で復帰を果たす」という噂について、T氏が「あなた(記者)が考えている通りになると思います」と2021年3月の『週刊現代』(講談社)の取材にコメントしたこともあった。

 一方で、約3年半もの間、総合司会を務めていた『王様のブランチ』ではなく日テレ復帰を選んだ渡部にTBSは激怒。事実上のTBS出禁状態になっているともされる。

「TBSはもう厳しいでしょうが、親交の深いT氏がいる日テレへの復帰もいまだ叶わないのは、地上波に出演するとテレビ局、さらには番組のCMスポンサー企業にまでクレームがいってしまう恐れがあるからだと言われています。CMスポンサーまで火の粉が降りかかるような事態は、テレビ不況化にある各局は絶対に避けたいところ。それを考えると、まだまだ渡部さんの地上波のキー局への復帰は遠そうですよね……」(前出のワイドショー関係者)

 渡部自身も、それは痛感しているようで、3月14日の配信された『日刊SPA!』のインタビューでは、《もうやっぱりテレビには戻れないなって。でもそれは決して終わりじゃなくて、別の山登りをしていれば、また見えてくる景色が違うのかなっていう感じはしてます。テレビに背を向けるつもりはないのですが、もう一度あの舞台に立ちたいという気持ちよりも、裏方であっても今は僕を必要としてくれる場所で頑張りたいと思っています》と語っている。

「女性を中心に、“生理的に受け付けない”という人はどうしてもいますからね……。

 ただ、今回の『G-1』に限らず、引っ張りだこだという講演活動など地上波以外の仕事は着実に増えているのを考えると、あれだけのスキャンダルでよくここまで持ち直せたな、とも思えますよね」(前同)

 渡部は『白黒アンジャッシュ』以外の仕事はゼロ状態だったが、2022年11月24日に『超一流の会話力』(きずな出版)を上梓。不祥事の自虐ネタを交えた講演活動や結婚式の司会業がメインの仕事になりつつあるという。

「2月21日配信の『Yahoo!ニュース』のインタビューで取材に答えたり、2022年11月配信の千鳥がMCを務める『チャンスの時間』や今年1月6日の『有田哲平の引退TV』、1月15日の『ABEMA的ニュースショー』などなど、『ABEMA』の番組に短いスパンで出演したり、さらに不倫を自虐ネタに結婚式の司会をしたりと、地上波番組以外の仕事はむしろ不祥事の前よりも増えているような感じですよね。

 そして、『Yahoo!ニュース』のインタビューで渡部さんは、この現状でも見捨てなかった妻の佐々木さんに感謝の言葉を送っていましたね」(同)