■佐々木がお願いをされても「渡部との離婚」を選択しなかったワケ

 渡部は『Yahoo!ニュース』のインタビューで、「家族とはしっかりと話し合い、本当に険しい道のりだけど、みんなで人生を頑張っていこうという結論になりました。言葉では語りつくせないくらい、妻には感謝しています」とコメント。また、家庭崩壊とはならなかった理由についても、

「それはもう全部妻のおかげ。僕が偉そうに言えることじゃないですよ(笑)」

 と話していた。

「騒動後、仕事ゼロになった渡部さんを献身的に支えていた佐々木さんですが、彼女に対する理不尽なバッシングも多かったですよね。“こんな夫と離婚しないとかありえない”という論調の非難も本当に多かった。

 実は、SNSやネットの声だけでなく知人や芸能界の親しい関係者からも、“今すぐに離婚した方がいい”“今後のことを考えて別れて欲しい”と、佐々木さんは何度も忠告、お願いをされたそうですが、これを佐々木さんは断固として断り続けていたそうです」(芸能プロ関係者)

 佐々木は、真剣に説得してくる周囲に何を語っていたのか――。前出の芸能プロ関係者が続ける。

「佐々木さんは、夫である渡部さんが起こした不祥事については“本当に最悪のことだった”としつつも、

“かつて滅茶苦茶稼いでいて、私に本当に尽くしてくれて、そして私の全く知らなかった世界をずっと見せてくれてきた。私はそのことに対して本当にリスペクトしているんです”

 と話していたといいます。『週刊文春』で報じられた不倫騒動は本当に嫌なことだったが、渡部さんに対するリスペクトの気持ちが上回ったからこそ、“離婚はしない”という決断に至ったと……。

 そんなすべてを許し、支えてくれた妻の佐々木さんに報いるためにも、渡部さんは今、必死に目の前の仕事を1つずつこなして、やり直そうとしているのかもしれませんね」(前同)

 活動休止後、はじめて公の場に姿を見せた2020年12月6日の記者会見で、渡部はこう話していた。

「妻にも言ってもらいましたが、“何十年後に振り返って、この騒動があってあなたよかったんじゃないの”と、そう言ってもらえる人生を目指したい」

 復帰後、本当に人が変わったように活動をしている渡部。彼が地上波キー局に戻れる日はいつになるのか――。