二宮和也(41)主演の日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系/毎週よる9時)の最終回(第10話)が、9月15日に25分拡大で放送される。8日に放送された第9話の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は11.8%で、前回から1.4ポイント増と好調。ラストに向けて盛り上がりを見せている。

 同ドラマは、海堂尊氏の医療小説『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』(講談社)が原作のメディカルエンターテインメントで、2018年放送のシーズン1の続編となる。これまで原作を改編したオリジナル展開が続いたが、最後は忠実な形で終わるかもしれない。

 第9話は、幼少期から心臓に疾患があった天城(二宮)のオペを佐伯(内野聖陽/55)が執刀し、世良(竹内涼真/31)とともに進めていたが、ダイレクト・アナストモーシスと佐伯式を同時に行わないと助からない、絶体絶命の状況に。そんな中、天城の双子の弟・渡海(二宮・2役)があらわれる。

 佐伯はダイレクト・アナストモーシスができるか問うが、渡海が「やりませんよ。あんなギャンブルみたいなこと」と言い捨てる。そこで、治験コーディネーターの椎野(田中みな実/37)が用意した、エルカノ・ダーウィンを使って佐伯がダイレクトアナストモーシス、渡海が佐伯式僧帽弁形成手術でオペをして天城の命を救ったが……という展開。

 ブラックペアンと佐伯の隠された過去、天城がオペの際にシャンス・サンプル(二者択一)を行う理由、そして、ダイレクト・アナストモーシスが生まれたきっかけなど、さまざまな過去が明らかになった回だったが、視聴者からは、天城と渡海を見事に演じ分けたと、二宮を称賛する声が相次いだ。

 また、世良を演じた竹内を高く評価する人も多く、X(旧ツイッター)上では、《世良先生とともに竹内くんの成長ぶりたるや。渡海先生と再会した時の表情や、天城先生にコテンパンに言い込められた時のくやしそうな顔。目覚めた天城先生への誤解してた申し訳なさそうな表情。竹内くんの表現力が頼もしい》などの声が。