■テレビ各局で女子アナの退社が相次ぐワケ

 一方で水卜アナは『24時間テレビ』(日本テレビ系)の総合司会を11年連続で担当するなど大活躍。日テレ愛、『24時間テレビ』への熱い思いを明かしており、2025年以降も総合司会を続けていく可能性もあるという。

「さらに、今の日テレには綺麗で仕事もできる若手アナウンサーがたくさんいますからね。後藤アナのような中堅アナウンサーにはなかなか仕事が回ってこないというのが実情なんです。ただ、これは日テレに限った話ではありません。今、テレビ各局から続々と女子アナが退社していますよね」(前出の制作会社関係者)

 テレビ東京では、雪崩のような女性アナウンサーの退社ラッシュが続いている。池谷実悠アナ(27)は、8月27日に自身のインスタを更新して9月末をもって同局を退社すると発表。

 テレビ東京の女性アナウンサーを見てみると、今年3月をもって福田典子氏(33)が、6月をもって須黒清華(39)、松丸友紀(43)が退社しており、これに池谷アナが続くことになる。現在、タレントとして大活躍中の森香澄(29)も昨春に同社を退社している。

 TBSでは伊東楓氏(30)が2021年2月をもって同局を退社して画家に転身。山本里菜(30)が23年10月をもって退社してフリーになっている。

 フジテレビではここ数年、久慈暁子(30)、久代萌美(34)、永尾亜子氏(30)、三田友梨佳(37)らが退社。今年8月末をもって渡邊渚氏(27)も同局を退社している。

「人気アナウンサーに仕事が集中してしまって仕事が回ってこないことが理由だったり、また結婚や出産のタイミングで退社する女子アナも多いのですが、これほどまでの女子アナの退社が相次いでいるのは、“民放のテレビ局に勤めること”がステータスではなくなりつつあることも大きいと言われています。

 民放キー局社員と言えば高給取りで知られていましたが、今では他の企業と比べて給料がそれほど高くはなくなっている。各局はテレビ不況に喘いでいて、特にテレビ事業が不調のフジテレビに至っては昨年の冬のボーナスが前年と比べて半減したといいますからね。

 それにアナウンサーは事前に出演する番組がしっかり決まっているため、残業代がなかなかつかない。同期入社のディレクター職や記者職などと比べても手取りがよくないといいます。また、基本的に経費も使えませんからね」(前同)