■まぶたの上にホットタオルでドライアイ解消

 就寝前に目を温めるのも、睡眠の質向上に効果的だという。

「タオルに軽く水を含ませて、電子レンジで40~50秒ほど過熱。ホットタオルができあがったら、目をつむって、1~5分ほど、まぶたの上に載せます。 涙の質が良くなってドライアイの解消になり、目の疲れが取れて、よく眠れるようになりますよ」

ドライアイが気になるならホットタオル ※画像はphotoACより
ドライアイが気になるならホットタオル ※画像はphotoACより

 最後は、目の疲れや痛みを軽減するツボマッサージを紹介しよう。

「東洋医学で、目の疲れに効くとされているのが、眉頭にある“攅竹”、涙の流れがよくなり、老廃物の排出を促すのが、目頭にある“晴明”です。 親指か中指の腹をツボに当て、気持ちいいと感じる圧で5秒間ほど押しましょう。疲れたときは、2~3回行うといいですよ」

 よりよい生活習慣を意識し、目を労ってあげよう。

平松類(ひらまつ・るい)
1978年愛知県生まれ。眼科専門医、医学博士。昭和大学医学部卒業後、昭和大学病院、今泉西病院に勤務。その後、昭和大学大学院を修了し、再び昭和大学病院に勤務。三友堂病院眼科科長、彩の国東大宮メディカルセンター眼科科長を経て、現在は二本松眼科病院副院長として全国から訪れる患者を診療。『眼科医が警告する視力を失わないために今すぐやめるべき39のこと』など著書多数。