多くの人に惜しまれた解散からもうすぐ8年。今もなお人々の会話に出てくる伝説の国民的グループ・SMAP。そんな彼らを巡る思わしくない話が今年、続けて起きてしまった――。
9月13日、Snow Manの冠番組『それSnowManにやらせてください』(TBS系)の2時間SPが放送されたが、視聴者やSMAPファンから批判や疑問を呈する声が上がってしまった。
この日は「ダンスノ完コピレボリューション」を放送。誰もが一度は見たことがある有名曲の振付を3分間で完璧にコピーし、間違えることなく踊り切ることができるかを競うという番組の看板企画だ。そんななか、SMAPの代表曲『ダイナマイト』で対決することになったのだが、オンエアされたのはSMAP5人のパフォーマンス映像ではなく、A.B.C-Zが踊る映像だったのだ。曲の紹介文には『ダイナマイト(1997年)/SMAP』と記載があった。
これを受けてX(旧ツイッター)には、
《SMAPの代表曲といいながら流れてる映像がA.B.C-Zなの、異常だよね。それなら音源だけでよかった。そこまでしなきゃだめ?》
《なんでA.B.C-Z??SMAPどこいった?》
《それスノで、SMAPの映像が流れないのは、おかしいよね〜 古畑の時も流れない、なんで!?》
といった声が多数寄せられた。
民放キー局関係者はこう話す。
「SMAPの代表曲を紹介するのに本人たちの映像ではなく、後輩のA.B.C-Zの映像を使うなんて、たしかに不自然な演出です。ただ、これには複雑な事情や権利が絡んでいるんです。
数年前は時々ですが、テレビでSMAPの過去映像を目にすることもありましたが、ここ最近は見る機会が減ってしまいました。今後はSMAPの過去映像を目にする機会がさらに減っていくとテレビ関係者の間では言われているんです。
先日の『それスノ』の不自然演出もA.B.C-Zの映像を使用せざるを得なかったということでしょう。『古畑任三郎』(フジテレビ系)の再放送でもSMAPの写真だけ“黒塗り”にされていて、一部SMAPファンから厳しい声が上がったことも記憶に新しいですよね」