■“禁断移籍”から5年……小川彩佳はスタッフからも愛されるMCに

 制作会社関係者が話す。

「『news23』はここ数年、視聴率が伸び悩んで打ち切り説や小川さんのMC卒業説もたびたび出ていましたが、ここにきて小川さんの評価が急上昇。もしTBSが来年春に小川さんを切ろうものなら、視聴者に“与党の圧力に屈した”と受け止められかねないですよね。

 そして驚きなのは、番組の視聴率が同時間のライバル番組の『news zero』(日本テレビ系)に迫ってきているということです。ですので、今後もしばらくは小川さんが“TBSの夜の顔”を務めることになるのではないでしょうか」

 テレビ朝日のアナウンサーとして『報道ステーション』などの番組に出演していた小川だが、2019年3月をもって同局を退社。同年6月に『news23』のMCに就任した。

「『news23』は『報ステ』のライバル番組でもありますよね。そのため、当時はテレ朝からTBSへの“禁断移籍”とも言われました。また、プライベートでは医師で起業家の元夫の不倫報道もあり、2021年6月に離婚。まだ幼いお子さんもいて大変なことも多々あったでしょうが、今年6月に『news23』のMCに就任して5年を迎えました。

 番組の公式TikTokには本番前の前室でケーキとともにスタッフから5周年を祝福されるスッピンふうの小川さんの姿も投稿されていますが、こういった動画からも小川さんがスタッフの信頼を勝ち取り、“これからも一緒にやっていきたい”と周囲から思われていることがうかがえます」(前同)

 番組は若年層を意識したリニューアルをたびたび行なってきたが、それも奏功しているようだ。

 2021年8月末に番組に国山ハセン元アナウンサー(33)が加入した(2022年末にTBSを退社)ほか、オープニングに人気アニメーション監督の新海誠氏(51)を起用し、テーマ曲も変更。番組のTikTokアカウントを立ち上げるなど、Z世代を意識したリニューアルを行なった。

 さらに2023年にはスタジオセットやタイトルロゴを変更したほか、「TBS NEWS DIG」と連携したアンケート調査システムを開発。レギュラーコメンテーターにタレントのトラウデン直美(25)を起用している。