■STARTO社体制に移行後もジュニアのデビューは困難
高橋はジャニー氏、さらに言えば藤島ジュリー景子前社長など“創業家”からも推されていたと考えられるが、ジャニー氏の加害問題で昨年10月にジャニーズ事務所は消滅し、タレントのマネジメントは今年4月からSTARTO社体制に移行することになった。
芸能プロ関係者は話す。
「ジャニー氏の加害問題が大事になっていた昨秋、デビューできないまま年齢だけ重ねてしまうことに悩み、退所や、滝沢秀明氏(42)が立ち上げた『TOBE』への移籍を考えるジュニアがとても多かったといいます。ジュニアだった7人組グループIMPACTors(23年5月退所)が、IMP.と名を変えて23年7月から華々しく再始動するという出来事もあっただけに、TOBEに移籍したいジュニアは多かったと思われます。
そんなジュニアたちが揺れる状況で、当時ジュニアを管轄するAnnex(旧『ジャニーズアイランド』)の社長でもあった井ノ原快彦さん(47)が動き、必死に退所希望者を説得していたと聞こえてきていましたが……今回のアナウンスには、それを感じさせる言葉もありましたね」
STARTO社は高橋の退所の経緯を《昨年、高橋本人から“事務所を退所し、これまで学んできた経験を糧に、新たなフィールドで人生をかけた大きな挑戦をしていきたい”と将来についての相談がありました》と説明している。
ジュニアのフォローをし、退所希望者をなだめ、説得していたとされる井ノ原は、今年3月末にAnnexの社長を辞任している。
「現在、ジュニアを担当するのは、ジャニーズから派遣されて中居正広さん(52)についていた元マネジャーA氏だといいます。井ノ原さんも見ていないことはないでしょうが、以前ほどではないとも。ジュニアたちからすれば、これまで親身に相談に乗ってくれていた井ノ原さんと距離ができてしまったとも言えそうで、これも今回の高橋さんの退所に関係しているのかもしれませんね」(前同)