■ミスも続きファンも不信感
キンプリからの脱退と旧ジャニーズ事務所退所を発表した当時から現在に至るまで、Number_iの3人の海外進出への強い思いは変わっていない。
1月22日のスポーツ報知の取材に対し、岸は「海外への思いは本当に変わってないですし、より熱くなっている」とし「僕たちを一番大切にしてくださっている日本のファンはずっと大切にして、一緒に(海外に)行きたいですね」と話していた。
神宮寺も「今後海外に行ったりして、いろんなことを僕たちも吸収したいと思っている。大きいことを言うと、ライブとかも向こうでぜひやりたい」と語っている。
「特に平野さんがそうだといいますよね。キンプリで活動していた時は、アーティスト活動以外の活動、ドラマなど俳優業の仕事も多く入れられ、グループで海外に飛び出していくのが現実的ではなくなってしまったと。だから、グループとジャニーズを飛び出したと。
そして、3人は現在も海外進出を強く意識している。しかし、現状は国内の活動にとどまっているんです。そのため、業界内から“Number_iとTOBEの関係は大丈夫だろうか”と心配する声が上がっているということです。ただ、TOBEもツラいところでしょう。TOBEに海外との太いパイプがあるかと言われれば、決してそうではないでしょうからね。
そもそも会社自体が昨年3月設立とまだまだ新参者。TOBEも手探りで海外ルートを開拓してくしかないわけです。ただ、平野さんを筆頭に3人は早く海外で活動したいと考えているはず。だからこそキンプリを脱退したわけですからね。
早い段階で海外ルートを提供しないと、平野さんたちがTOBEを辞めてしまう展開もあるのではないか、と懸念する関係者も少なくありません」(前出の芸能プロ関係者)
平野は旧ジャニーズ事務所を退所する理由について《自分の年齢と向き合ったときに海外で活躍できるグループを目指すのは、もう遅いなと感じ、目標を失った》と語っていた。
「Number_iの3人がTOBEの仕事ぶりに不満を感じている可能性もあるでしょう。“やらかし”も少なくなかったですからね……」(前同)
Number_iの公式サイトは3月3日、iTunes Storeでのデビュー曲『GOAT』全曲配信リリース日及び価格表記に誤りがあったとしてお詫びと訂正を行なった。公式サイトでは「iTunes Storeの販売価格が一時的に誤って表記されておりました。大変申し訳ございませんでした」と説明していた。
また、7月28日には一部音楽配信サービスの不具合で公開前のNumber_iの楽曲が一時的に視聴できる状態になっていたとしてTOBEは公式サイトに謝罪文を掲載。《一部音楽配信サービスにて、システムエラーにより一時的に公開前楽曲が公開されてしまっていたことをご報告いたしますとともに、深くお詫び申し上げます》と謝罪した。
「TOBEサイドのミスだけではないとは思われますが……一連のミスにファンも怒りの声を上げましたし、“Number_iは応援するけどTOBEはどうでもいい”という意見も散見されますよね。まだ立ち上がったばかりの会社ですし、スタッフも全然足りていないそうですからね。
それでも、海外で活躍するために“時間がない”と感じる平野さんたちが、そんなTOBEに不信感を抱いてしまったとしても仕方はないかもですね……」(同)