■タッキー社長&TOBEは海外ルートを提示できるか

 なかなか海外への進出が進まないNumber_iだが、TOBEを率いる滝沢氏は海外ルートの開拓に余念がない。

 今年4月には所属するIMP.が中国進出を果たした際には彼らに同行し、中国の大手SNS「Weibo」の本社を訪れて営業活動をするなど、自社タレントの売り出しに励んでいる。

「滝沢さんにはもともと中東、ドバイにもコネクションを持っていましたから、海外ルートを拡大してNumber_iの海外への道も切り拓いてくれるはずです。ただ、現状はそうはなっていないと。特に、平野さんはこうだと決めたらすぐに行動に移す人。だから、Number_iとTOBEの関係を心配する声が上がっているということです」(前出の芸能プロ関係者)

 Number_iの3人が2023年11月発売のファッション誌『NYLON JAPAN GLOBAL ISSUE04』の表紙を飾った際、同誌のインタビューで神宮寺と岸が「平野はどんな存在なのか」というテーマでトークを展開。

 神宮寺は平野について《僕は折衷案を選択するタイプなんですが、彼は0か100しかないんです》と評し、平野もこれを認めていた。さらに平野は、神宮寺の回答を受けたインタビュアーに「間をとることが許せない?」と問われると《はい。嫌!(笑)》と即答していた。

「平野さんには0か100しかないと。最大で唯一の目標とも言えそうな海外に進出できるのか、できないのか――できないのであれば、“TOBEにとどまる必要はない”となってしまうかもしれないと……」(前同)

 ABEMAで配信された『TOBEの夏休み。』では所属アーティストらとハワイを堪能。3月に東京ドームで開催されたTOBEアーティストが総出演したライブ「to HEROes 〜TOBE 1st Super Live〜」も大盛り上がり。そんな蜜月とも思えたNumber_iとTOBEだが、いつまでもそれが変わらないということはないようだ。

「Number_iの3人が目標に掲げている海外進出、海外での活躍を滝沢社長とTOBEスタッフがどのタイミングで提示できるのか。それが双方の関係継続のために非常に重要になってきていると関係者の間では話されています」(同)

 Number_iはTOBEアーティストとして海外進出を果たすのか、それとも――。