■“異例の超出世”で水卜アナの求心力が低下か

 斉藤といえば、2023年8月と9月、2度にわたって不倫スキャンダルを報じられ、『ZIP!』を降板するのではないかという声もあった。

「不倫報道以降の斉藤さんは、朝の明るい番組である『ZIP!』にフィットしていないという印象もありました。番組内には『斉藤慎二のプラチナバックステージパス』という斉藤さんの冠コーナーもあるのですが、どうも周囲から浮いているような感じもありましたね……」(前出の制作会社関係者)

『ZIP!』に出演する斉藤に対しては、

《斉藤慎二が何を喋ろうと何も入っては来ないし何も響かない》
《2度も不倫しといて、朝の時間帯&ゴールデンタイムにいつまで出続けるんだろ?》

 といった意見も寄せられている。

「過去に不倫報道後があった斉藤さんの今回の活動休止は、『ZIP!』にしてみればマイナスこそあれプラスの要素はないですよね。

 加えて、番組自体のマンネリ化も指摘されています。特に水卜アナは『スッキリ』(日本テレビ系)から数えると7年も“日テレの朝の顔”でい続けているわけですからね。

 さらに、異例のスピード出世で水卜アナの求心力が落ちつつあるのではないかという指摘もある。水卜アナは6月1日の人事で主任から新設された管理職『チーフスペシャリスト』という肩書になりました。これは9期上の森圭介アナ(45)の『リードスペシャリスト』より1つ上の役職です。若手最年少での抜擢登用ということですが、周囲からのやっかみがとんでもないそうですからね……」(前出の制作会社関係者)

 ライバルのフジテレビの『めざましテレビ』は、井上清華アナ(29)がMC就任3年目。東京大学医学部卒業の藤本万梨乃アナ(28)や元櫻坂46(旧欅坂46)の原田葵アナ(24)など、フレッシュな女性アナウンサーたちが台頭しており、放送開始から30年を迎えた今も好調をキープしている。

「『めざましテレビ』はなるべく多くのニュースをスピード感をもって伝えるという、ニュース番組として王道の構成になっていて、朝の忙しい時間を過ごす視聴者のニーズにしっかり応えているのも強みの1つ。

 一方の『ZIP!』は秋の改編で3部制に。地方での需要が下がっているとも言えるわけですが、3部制も奏功しなかったら番組の存続自体が検討される――ということになる可能性もありそうですね……」(前同)

 9月25日、『ZIP!』の放送内で、本人からの申し入れで斉藤が番組から降板することが発表された。

 国民的アナウンサーの水卜アナは、番組を危機から救えるだろうか――。