■“ネット無双”不祥事芸人がいよいよ復帰か

 体調不良や不祥事、若手に弾き飛ばされたなどの理由で消えていく芸能人がいるなか、反対に2025年に完全復活を果たす可能性を秘めた芸能人もいるという。

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

アンジャッシュ渡部建さん(52)です。今や地上波以外では大活躍ですからね」

 2020年6月、複数の女性との“多目的トイレ不倫”が報じられ、芸能活動を自粛した渡部。同年12月に謝罪会見を行ない、2022年2月にコンビの冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)でテレビに復帰した。

 2023年12月にはくりぃむしちゅー有田哲平(53)がMCを務める『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)に覆面を被り、“かつて芸人をやっていた”という体で出演。6月21日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に生出演したことも一部で話題を呼んだが、地上波番組への出演へのハードルはいまだに高い。

 そんななかにあって渡部は、千鳥MCの『チャンスの時間』(ABEMA)、同じく千鳥メインのNetflixのオリジナルコンテンツ『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~』、『有田哲平の引退TV』、『ABEMA的ニュースショー』(ともにABEMA)、有吉弘行(50)がメインのNetflixコメディシリーズ『名アシスト有吉』などの配信系の番組に続々と出演。

 4月12日からは、渡部にとって4年ぶりの単独MC番組『WATA BET〜それ、オレのだからね?』(DMM TV)も配信されている。

「文春砲を食らって以降、渡部さんは本当に人が変わりましたね。スタッフへの当たりも改善されましたし、自分の身を削った“汚れ芸”的なこともしっかりこなして笑いを取るようになりました。

 それに昨年立ち上がったYouTubeチャンネル『アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組』も業界内で評価が高いんです」(前同)

『アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組』は、文字通り、渡部が地上波のグルメ番組出演を目指してアポなしで飲食店を探して食レポするという内容だ。

「チャンネル登録者数は36万人超、再生数も20~30万回と大半の登録者がアップされた動画をしっかりと視聴しているといっても過言ではありません。かつてテレビ番組でやっていたことですが、渡部さんは店の人とのコミュニケーションや味の説明が抜群に上手いんですよね。

 やはり、あの食レポはグルメタレントの中でもトップクラス。テレビの制作ディレクターの間でも“やっぱり腕がある!”と再評価されていますね。あとはスポンサーがどう判断するかでしょうが、来年はグルメタレントとして地上波復帰を果たし、徐々に以前のようにバラエティ番組にも出演するようになる――そんな可能性もゼロではないはずです」(同)

 ジャンポケ斉藤、フワちゃん、Aマッソ加納、松嶋――“消えた”4人の今後はどうなっていくのか。そして文春砲から4年半――アンジャッシュ渡部はついに完全復活を果たすことになるのだろうか。