ダウンタウン松本人志(61)が文春と“電撃和解”に至るのではないか、と報じられてから約2週間が経過したものの、いまだに大きな動きはない――。

 自身の女性問題を2023年12月27日発売の『週刊文春』に報じられた松本は、発行元の文藝春秋などに名誉を毀損されたとして、5憶5000万円の損害賠償などを求める裁判を起こして係争中だ。

 3月28日に第1回口頭弁論が、6月5日に第1回弁論準備手続きが行なわれた。8月14日には第2回弁論準備手続きが行なわれる予定だったものの突如、延期となって物議を醸した。

 延期の理由について、文春側の喜田村洋一弁護士は「裁判所が決定したんです」と東京地裁からの提案だったと明かしていた。

 喜田村弁護士は第2回弁論準備手続きにあたって「証拠は20個ほど提出した」と話し、記事内で松本に男女の関係を強要されたと主張するA子さんらが出廷する可能性について「それはあるでしょうね」とも語っていた。

 9月18日の女性週刊誌『女性自身』(光文社)では、弁論準備手続きの期日が延期されることは珍しいとし、延期の理由は松本側にあるのではないかと伝えていた。

サンデージャポン』(TBS系)などの番組にコメンテーターとして出演する細野敦弁護士(59)は8月27日、自身のYouTubeチャンネルで松本の裁判について解説している。

《8月14日というのは『週刊文春』側が記事に対し真実であった、あるいは真実相当性があったということを立証する期日でした。それが延期になるということは、文春と松本さん側が水面下で和解の話し合いが続けられている状況かなと思います》

 と推測していた。

「記事では年内にテレビに復帰する可能性もあると報じていましたが、今のところ目立った動きはありませんよね……。そんななか、大型特番『お笑いの日2024』(TBS系)の情報が徐々に解禁され、松本さんの“不在”がますます際立っていますよね」(芸能プロ関係者)

■『KOC』審査委員長に内村光良就任の可能性

 TBSでは2020年より、ダウンタウンが総合司会を務める8時間の大型特番『お笑いの日』を放送してきた。

 今年は10月12日に午後2時から約8時間にわたって生放送されることが発表され、スタートから午後6時30分までかまいたちがMCを務め、午後6時30分から放送予定の『キングオブコント(KOC)』のMCを例年通りダウンタウン・浜田雅功(61)が担当することが明らかになった。

「『KOC』の審査委員長だった松本さんですが、10月12日までに復帰するのはどう考えても難しい。ただ、松本さんと同格の芸人を審査員長に据えなければ、『KOC』は賞レースとしての“格”を失ってしまう懸念がある。

 現状を受け、ウッチャンナンチャン内村光良さん(60)が松本さんに代わって審査員長を務める可能性が浮上していると業界内では盛んに話されていますよね」(前同)