■“韓国たばこ事件”勃発で批判殺到の宮根誠司

 青井と同じようなタイミングで、この春、視聴者の不信感を買ってしまったのが『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)のMC・宮根誠司(61)だ。

 3月20日、韓国・ソウルでMLBが開幕。大谷翔平選手(30)と山本由伸選手(26)を擁するロサンゼルス・ドジャースと、ダルビッシュ有選手(38)と松井裕樹選手(38)がいるサンディエゴ・パドレスの試合の取材のため、宮根は韓国を訪れていたが、喫煙が禁止されているエリアで電子タバコを吸う宮根の姿が、Xで拡散されて炎上してしまった。

 翌3月21日の『ミヤネ屋』の冒頭、宮根は「まずは私のほうから謝罪をさせていただきます。昨日、ソウルでメジャーリーグの取材をした際にタバコを吸ってはいけない地域で電子タバコを吸ってしまいました」と謝罪。「周りの方々、それから多くの方々にご不快な思い、ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 しかし、このときにスタジオの机に手をついて大きく広げたまま頭を下げていたため、謝罪と言いつつも反省していないような不遜な態度だととらえた視聴者も少なくなかったのだ。

「以前から“高圧的なMCが嫌だ”という声も一定数ありましたし、ここ最近は石井亮次さん(47)がMCを務めるライバル番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBCテレビ・TBS系)が台頭しつつあって、視聴率でも並ばれる日も増えてきているんです。

 かつては昼のワイドショーといえば、『ミヤネ屋』の一強状態でしたが、そうではなくなってきている。さらに韓国での喫煙騒動も重なり、宮根さんや『ミヤネ屋』を厳しい目で見る視聴者が増えているんでしょう。宮根さん自身が『ミヤネ屋』を辞めたいと漏らしているという報道もありましたね」(芸能プロ関係者)

 7月30日配信の『週刊女性PRIME』が《「ミヤネ屋を卒業したい」宮根誠司が漏らした18年目の“MCの本音”》とタイトルを打った記事によると、宮根はコロナ禍の頃から「そろそろ卒業するべきではないか」といったことを周囲に相談しているという。

 宮根は『ミヤネ屋』だけではなく、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)にも出演しており、大阪で5日、東京で1日という仕事のやり方が体力的にも精神的にも負担になっていると記事では伝えていた。

「宮根さんは昼の『ミヤネ屋』だけではなく、夜の『Mr.サンデー』にも不穏な空気が漂ってきています。というのも、10月から有働さんの冠番組『有働タイムズ』(テレビ朝日系)がスタートしますからね」(前同)

■『有働タイムズ』スタートで『Mr.サンデー』もピンチ

 テレビ朝日では、日曜午後9時から放送していた報道・情報番組『サンデーステーション』に代わって、10月6日から有働がMCを務めるまったく新しい創造的なニュース・情報番組『有働タイムズ』がスタートする。放送時間は『サンデーステーション』から15分拡大し、午後9時から10時15分までとなる。

「『Mr.サンデー』は午後10時からの番組です。つまり、15分ではありますが『有働タイムズ』が食い込んでくるわけです。『サンデーステーション』のコア視聴率は2%いかないぐらい。一方の『Mr.サンデー』は3%超を取るなど、これまで好調でした。

 しかし、『有働タイムズ』の登場で数字が落ちてしまうのではないかと指摘するテレビマンも少なくありません」(同)

 有働の卒業後、『news zero』の視聴率が下落していることからも、彼女が数字とパワーを持っていることがうかがえる。

「一部ですが時間帯の被りもあるし、『Mr.サンデー』より1時間早く放送される『有働タイムズ』である程度のニュースを知れるのであれば、“『Mr.サンデー』は見なくてもいいや”となる視聴者も出てくるでしょうからね。

 自ら『ミヤネ屋』からの卒業を口にしているとも報じられている宮根さんですが、『ミヤネ屋』だけではなく、ここにきて『Mr.サンデー』も厳しい状況に直面しようとしていると。

 さらに、宮根さんはフジテレビの選挙特番のMCを歴任してきましたが、宮根さんのパワーダウンに伴ってでしょう、“宮根さんにはいつまでやってもらいましょうか……”といった話も出ているといいますよ」(同)

 かつては大きな影響力を持っていた藤井と宮根、そして大きな期待を持たれていた青井の3人だが、テレビから消えてしまう日が近づいているのかもしれない……。