吉高由里子(36)主演のNHK大河ドラマ光る君へ』の第36回「まぶしき闇」が、10月6日に放送される。9月29日放送の第35回「波紋」では、終盤に新キャラ・双寿丸(伊藤健太郎/27)が登場したことが話題になった。

 同ドラマは、平安時代の恋愛長編小説『源氏物語』の作者・紫式部(吉高)の生涯を描く物語。この時代は定説となる史料が少ないため、脚本を手掛ける大石静氏にとって、歴史学の常識の範囲内であれば思い切ったストーリー展開、オリジナルキャラの投入が可能となっていて、異例の大河となっている。

 第35回は、一条天皇(塩野瑛久/29)の皇子を出産した中宮・彰子(見上愛/23)は、母・倫子(黒木華/34)に、内裏に戻る際の帝への土産として、まひろ(吉高)の物語を美しい冊子にしたいと告げる。一方、道長(柄本佑/37)との親密さを怪しむ赤染衛門(凰稀かなめ/42)は、まひろに倫子だけは傷つけるなと釘を刺す。

 冊子が完成すると、まひろは彰子に、老いた父・為時(岸谷五朗/60)と娘・賢子(梨里花/14)に会うために里帰りしたいと願い出る。そして、里帰りした夜、彰子から献上された白米などで作られた膳が出され、まひろは久しぶりの家族との食事を楽しむが、酔っぱらって披露する宮中の話に、賢子は表情を固くして……という展開。

 話題となったのは、「鬼やらへ〜! 退散なさしめたまへ〜!」と唱えながら、夜道を歩く仮面を着けた者たち。その中に、伊藤演じるオリジナルキャラの双寿丸がいたのだ。

 放送後、視聴者はX(旧ツイッター)上で、《新しいキャストの双寿丸、伊藤健太郎を使うところがGoodだ。何故だか直秀と重なってみえる。悲しい結末となるのだろうか?》《一瞬で輝きを発する伊藤健太郎! これからどんな双寿丸を演じてくれるのか楽しみでしかない》など、一瞬だけの登場だったが、驚きと期待の声が相次いでいた。