■『海のはじまり』有村架純演じた弥生に同情の声

 Snow Man目黒蓮(27)が主演を務めた月9ドラマ『海のはじまり』が9月23日に最終回を迎えたが、その終わり方に納得できない、という視聴者は少なくなかった。

 同作は、人はいつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか、さまざまな形の“親と子”のつながりを通して描く“家族”の物語。脚本・生方美久氏、音楽・得田真裕氏、演出・風間太樹氏、プロデューサー・村瀬健氏という、2022年10月クール放送『silent』(フジテレビ系)チームが再集結したことが放送前から話題を呼んだ。

 目黒が演じたのは、亡くなった大学時代の交際相手・南雲水季(古川琴音/27)が自分との娘・海(泉谷星奈/7)を産んでいたことを水季の葬儀で知った青年・月岡夏。夏の現在の恋人・百瀬弥生を有村が演じた。

大竹しのぶさん(67)演じる水季の母・朱音が“彼女さんが一番巻き込み事故って感じ”と話すシーンもあったように、有村さんが演じた弥生は視聴者から見ると損な役回りばかり、といった印象でした。

 夏は海の父になることを選び、弥生とは別れることに。弥生は海の母にはならなかったわけですが、夏と弥生が今後も復縁することはないにもかかわらず、最終回では回想シーンが差し込まれ、2人がラブラブだったときの姿が映し出されたりと、視聴者もどう見たらいいのかわからない展開もあったんです。

 夏が子どもを選び、弥生と別れる、やり直すこともない、というのはリアルと言えばリアルなのでしょうが、ドラマファンが求めるようなハッピーエンドでは全くなく、物議を醸してしまったんです。それに最終回の予告映像にも疑問を呈する声が寄せられてしまいました」(前出の制作会社関係者)

 最終回の予告では、弥生が「夏くんのこと好きだった。頑張って忘れようとしたらもっと寂しくなった」と話すシーンがあり、夏と弥生が復縁すると期待する人もいたようで、

《夏くんと復縁して、海ちゃんのお友達からまたお母さんになる説ある、、??》
《予告見たら夏と弥生は復縁しそうな気がする》

 といった声が上がっていた。しかし、予告のセリフは別シーンのもので、しかも2つの会話から切り取って組み合わせたものだったのだ。2人が復縁することはなく、《予告詐欺》という言葉もXには寄せられていた。

 そして、ドラマ内での弥生の扱いについては、

《弥生さんが母にならないことは最初から決めていたのに何故最終回にあんな回想シーン入れたのかわからない》
《このドラマに弥生さんの必要性あった?彼女がいなかったら夏、海の親子になる葛藤や周りとの関わり方がすんなり入って来て感動ストーリーになったけど弥生さんが可哀想過ぎて夏も海も嫌いになったしドラマ見るのしんどくなったし水季への嫌悪感しか残らない》

 と疑問を呈する声が上がった。