竜星涼(31)と八木莉可子(23)がW主演する連続ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(日本テレビ系/土曜よる10時)が、10月5日に放送スタートする。櫻井翔(42)主演の同局系人気ドラマ『大病院占拠』『新空港占拠』のスタッフが手掛けるとあって、その内容が再びトンデモになるのか気になるところだ。
同ドラマは、元警察官の兄・渡良瀬貴一(竜星)と、天才ホワイトハッカーの妹・優貴ゆき(八木)の兄妹が、かつて潜入捜査官だった父親・貴司を殺害した、巨大特殊詐欺グループ「幻獣」に潜入し、そのリーダーである“鳳凰”の正体に迫っていくという、バレたら一発、即ジ・エンドの潜入サスペンスドラマ。
物語のパターンは『占拠』シリーズと似ているので、本作も荒唐無稽なストーリーになりそうだが、共通するのはそれだけではない。
公式サイトで公開されている相関図で、渡良瀬兄妹が潜入する「幻獣」の5人のメンバーは、ニックネームと後ろ姿しか明かされておらず、これも『占拠』シリーズと同じ手法。そして、早くもメンバーの一人と思われる声を、ボイスチェンジしてショート動画で公開し、X(旧ツイッター)での考察を煽っている。
ただ、この煽りが効果的だとは思えない。『新空港占拠』でも正体探しを煽っていたが、結局、高橋メアリージュン(36)以外、ネームバリュー的に盛り上がるタイプではなく、ガッカリ感のほうが強かった。『潜入兄妹』も同じ失敗を繰り返しそうなのだ。