■“産みの親抜き”での復活ライブ……

 梶浦氏らの前事務所からは2020年3月には栗山千明(39)、同年6月に神田うの(49)、2021年10月に渡部豪太(38)といった看板タレントが続々と退社。2017年12月には梶浦氏、2018年4月にKalafinaのKeiko、同年11月にHikaruも同社を退社している。

「Kalafinaの復活は、メンバー3人とかつての所属事務所関係者との話し合いでまとまったと聞こえてきています。なるべく早めに復活ライブを開催するため、梶浦さんを通すことなく話が進められたとみられています。結果、本当に何も知らされていなかった梶浦さんがああいった声明を出すことになったのでしょう」(前出のレコード会社関係者)

 解散や活動休止していたバンドや音楽ユニットが再結成、再始動するというのはよくある話。人気バンドのメンバーであっても、解散後のソロではなかなか売れない、ボーカルしか売れないというケースも少なくない。

「Kalafinaのメンバーも解散後はソロで活動していましたが、それほど大きな話題になることもなく……そして今回、再結成に至ったとみられています。そして、その復活劇には前事務所の台所事情も絡んでいると言われています。結果、“梶原さん外し”のようになってしまったと。

 ただ、そもそもKalafinaというユニット、プロジェクトは梶浦さんが立ち上げたようなもの。ユニット名も梶浦さんの命名ですし、楽曲にも彼女のエッセンスが多分に含まれています。梶原さんはユニットの産みの親とも言える存在。その梶原さん抜きでの復活を疑問視する往年のファンは少なくないですよね……」(前同)

 もちろん、ライブの開催に期待を寄せるファンも多い。そして梶浦氏も前述の4日のX投稿で、《1月のライブでは素晴らしいハーモニーを響かせて下さるでしょうから、Kalafinaさんの歌にも、そのステージの音を支えるミュージシャンの皆様にもまた、盛大な声援や拍手を送ってあげていただけたらと思います。重ねて、成功をお祈りしております》とコメントを送っている。

 Kalafinaの約6年ぶりのライブと、その後のユニットの活動はどのようなものになっていくのだろうか。