2019年3月をもって解散した3人組女性ボーカルユニット・Kalafinaが10月3日、復活ライブを開催することを発表した。しかし、ユニットのプロデュースを手掛けていた音楽プロデューサー・梶浦由記氏(59)が、公演にいっさい関与していないと声明を出し、ファンの間では物議を醸している。
Kalafinaは2008年、劇場版アニメ『空の境界』の主題歌プロジェクトとして梶浦氏のプロデュースにより結成。
メンバーはWakana(39)、Keiko(38)、Hikaru(37)の3人で、劇場版『空の境界』のエンディングテーマをはじめ、『黒執事』、『魔法少女まどか☆マギカ』、アニメ『Fate/Zero』、『活撃 刀剣乱舞』といった人気アニメのオープニング&エンディングテーマを担当。
国内はもちろん海外でも人気を博し、アジアツアーや日本武道館でのライブを成功させてきた。しかし、2019年3月に解散。以降はそれぞれソロ活動を続けていた。
そんななか、Kalafinaの公式サイトが《『Kalafina Anniversary LIVE 2025』開催のお知らせ》と題し、2025年1月15日に東京ガーデンシアターでライブを開催すると告知したのだ。
また、メンバーは連名で《この度、『Kalafina Anniversary LIVE 2025』を開催することが決定しました》と報告し、《私たちがソロ活動をしている間も皆さんがKalafinaのことを大切に思ってくださる気持ちを受け取って、また3人で歌おうと決心しました。会場でお会いできることを楽しみにしています!》とコメントを寄せた。
これを受けて、Kalafinaのプロデューサーだった梶原氏が10月3日にXを更新。《Kalafinaさんについて》と声明を発表。
《私梶浦由記は今回の公演に一切関与しておらず、またそれ以前に今回の公演開催について、主催の方からも、またメンバーのどなたからも、正式なお知らせも説明も一切いただいておりません》と、復活ライブにいっさい関わっていないこと、メンバーから説明もなかったと明かした。
また、《Kalafinaの皆さまは今後、私のプロデュースを離れ、私の知らない所で新しいKalafinaとして歩まれることを決意されたのでしょう。私は私で、将来また一緒にKalafinaの音楽を紡げる道を探ってはおりましたが、それはもう叶わぬ未来となりました》ともコメント。
そのうえで《本当に素晴らしい三名の歌い手さんです。今後もファンの皆様へ、素晴らしい歌声、音楽を届けて下さるに違いありません。かって、約十年に渡り、共に音楽を作らせていただけた幸福に改めて心より感謝を致しますと共に、今後のKalafinaさんのご活躍をお祈りするばかりです》とエールを送った。