10月6日、 堀田真由(26)主演の連続ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(日本テレビ系/日曜夜10時30分~)の第1話が放送された。
ドラマ『若草物語』は、米国の作家ルイーザ・メイ・オルコットのベストセラー小説『若草物語』を原案に、舞台を大胆に令和の日本に置き換えて描く、堀田、仁村紗和(29)、長濱ねる(26)、畑芽育(22)が姉妹役で共演する社会派シスターフッドコメディー。第1話は堀田演じる次女・町田涼が脚本家を目指すことを決意する内容だったが、劇中での“原作改変”を巡る展開に視聴者から猛ツッコミが入ることになった――。
【以下、『若草物語』第1話のネタバレを含みます】
堀田演じる涼は脚本家志望だったが筆を折り、現在はドラマ制作会社で助監督として多忙な日々を送っていた。「私は恋も結婚もしない。一生姉妹で暮らしたい!」と、恋愛至上主義の風潮に抗いながら生きる彼女のもとに、ある日、生瀬勝久(63)演じる大御所脚本家・黒崎潤が書いたドラマの演出(監督)を務めるチャンスが巡ってくる。
ところが、黒崎はガチガチの恋愛至上主義者で、涼が撮ることになった脚本にも、失恋した女性を慰める場面で「もっと恋しないともったいないよ」というセリフが。納得できない涼は、撮影当日に臼田あさ美(39)演じる先輩でプロデューサー・柿谷成実に相談して“元のパターンも撮って、後日黒崎にチェックしてもらう”という条件でセリフを「人生は恋とか結婚がすべてじゃない。楽しまないともったいないよ」に変えたが、これを偶然収録に立ち寄っていた黒崎が知り、彼を激怒させてしまう。
後日、涼は成美と一緒に黒崎に謝罪することになったが、ここで黒崎が女性の生涯未婚率が2割未満で、恋愛や結婚抜きで幸せになれる女性がほんの一握りであると述べ、大多数の価値観に合わせて「夢」を見せてあげることがドラマには大切だと持論を説いたところ、涼は「それは違うんじゃないですか」と反論。
「狭い価値観で女性の幸せを決めつけないでください」などとまくし立て、黒崎に「会社辞めて、脚本家になりますよ! 黒崎さんと同じステージまで這い上がって、古い価値観ぶっ壊してやりますから!」言い放つ――という展開が描かれた。
「視聴者から猛ツッコミが入っているポイントは大きく分けて2つ。
1つは、生瀬さん演じる黒崎は展開上、“女性の幸せを古い価値観で決めつけている人間”として悪役のように描かれていますが、客観的に見て堀田さん演じる涼の行動は社会人として礼儀を欠いているし、実績ある脚本家が新人ドラマ監督の、しかも個人的なポリシーを理由にセリフを変えられたら、文句を言いたくなるのは当然であること。
そしてもう1つは、この内容のドラマを放送している日テレこそ、『セクシー田中さん』(23年10月期)で脚本を巡る大問題が発生した局である、ということですよね」(テレビ誌編集者)