朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系/8時~9時55分)。お笑いコンビ麒麟川島明(45)をMCに2021年3月29日からスタートし、 “日本でいちばん明るい朝番組”としてTBSの看板コンテンツとなったが――制作会社関係者は言う。

「確かに『ラヴィット!』は面白くて楽しい朝番組です。アシスタントの田村真子アナウンサー(28)は“可愛すぎる”と大人気ですし、芸人だけでなくSnow Man宮舘涼太さん(31)や佐久間大介さん(32)といったアイドル組も全力でお笑いに取り組んでいて、日々大盛り上がり。番組での話題がよくネットニュースにもなりますよね。

 ただ、そんな『ラヴィット!』が終了するのではないか、下手したら来春にも……なんて噂が他の民放局で出回っているんですよね……」

 日本の朝を盛り上げている『ラヴィット!』の不穏な終了説――。その“根拠”の1つ目は、視聴率の問題だという。

「『ラヴィット!』は毎朝Xでトレンド入りするなど、ネット上ではバズっています。しかし、リアルタイムの視聴率は、良いとは言えなさそうなんです。たとえば、10月4日の放送は世帯2.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人1.4%でしたが、これは同時間帯(8時~9時55分)の番組では、テレ東を除けば最下位の数字です」(前同)

 同日の同じような時間帯で世帯・個人視聴率が『ラヴィット!』の次に低かったのは『DayDay.』(日本テレビ系/9時~11時10分、金曜日は10時25分まで)だが、世帯3.8%、個人2.0%で『ラヴィット!』に比べるとかなり高い。

 ちなみに、同時間帯トップは『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系/8時~9時55分)で、世帯9.4%、個人5.1%だった。

「『ラヴィット!』は若年層の女性の視聴率は高いのですが、世帯、個人トップの『モーニングショー』には、圧倒的な差をつけられていますよね……」(同)

『ラヴィット!』の終了説の“根拠”の2つ目は、同番組がバラエティであることだという。

「MCの川島さんの意向もあり、『ラヴィット!』はニュースを一切扱わない完全なバラエティ番組となっています。しかし、TBSの上層部としては、平日の朝には他社のような情報番組を放送したいという考えがあるといいます。

 やはり、大きな事件や災害、政治問題など、緊急事態にあたっていち早く報道できる生放送のニュース番組をやりたいから、『ラヴィット!』が人気であっても終わらせたいと。『ラヴィット!』が始まった経緯とまったく逆な感じもしますが……」(同)