■“草なぎ復活”の裏側では極秘の“調整”が……

「2019年に、公正取引委員会が“元SMAP香取慎吾(46)、稲垣吾郎(49)、草なぎ剛(48)の『新しい地図』の3人を出演させないようにテレビ局に圧力をかけている”という疑いでジャニーズ事務所に注意喚起が行なわれたことがありました。それ以降、表立った圧力などはいっさいなくなったと考えられていますが、現在もテレビ局サイドなどからの“忖度”は根強く残っている。

 草なぎさんの場合も、非常に大変な手間をかけての“復活だったと言われていますからね……」(制作会社関係者)

 草なぎは現在放送中の1月クール放送の『罠の戦争』(カンテレ制作/フジテレビ系)で、6年ぶりの民放連ドラ主演を果たした。

「カンテレは大阪を拠点とするフジテレビ系列の準キー局ですが、それこそ大阪では“関西ジャニーズJr.”の番組が多数放送されている。もちろんジャニーズが直接“草なぎ主演させるな”なんてお達しを出すことはありませんが、やはり忖度は生じている。

 そのため『罠の戦争』に草なぎさんを起用するにあたっては、ジャニーズ事務所とカンテレが双方納得できる“調整”が行なわれた、と聞こえてきていますね」(前同)

 フジテレビは、昨今のドラマ需要を受けて「今年4月以降、火曜23時からカンテレ制作の30分ドラマ枠を新設する」と発表したのだが、

「この枠で今年7月クールと来年1月クールにジャニーズ俳優の主演が内定している、という話ですね。ただ、2作品に限らず、そのあとも多くのジャニーズタレントが同枠に出演するとも聞こえてきています。

 日本アカデミー賞最優秀主演男優賞俳優の草なぎさんですら、民放ドラマに復活させるにあたっては、ここまで骨を折らなければいけなかったわけです。そしてさらに、ジャニーズ事務所は草なぎさんには嫌悪感などはないと言われていますが、山下さんとの関係はいまだ良くはないわけで……。

 山下さん出演で生じるジャニーズへ忖度は、草なぎさん出演時を遥かに上回るものになると考えられます。ですので、山下さんが民放ドラマに出演するのは、まだまだかなり先のことになるかもしれませんね……」(前同) 

 民放連ドラ復帰を果たすまで6年を要した草なぎ。山下は、何年かかるのか――。