新たな主演映画の公開が発表されるなど、俳優業が絶好調の草なぎ剛(48)だが、『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)の放送に至るまでには、数多くのハードルがあったようだ――。
3月1日、草なぎが主演を務める映画『碁盤斬り』が2024年に全国公開されることが発表された。
『碁盤斬り』で脚本を手掛けるのは『日本沈没』、『クライマーズ・ハイ』、『凪待ち』などを担当した加藤正人氏(69)。『日本で一番悪い奴ら』、『孤狼の血』、『仮面ライダーBLACK SUN』の超売れっ子・白石和彌氏(48)が監督を務める。
同作は、古典落語をベースにした本格時代劇。草なぎが演じる浪人・柳田格之進は、いわれのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。
落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、たしなむ囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けていたが、あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。
主演にあたって草なぎは「また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います」と意気込みを語った。また、白石監督も「私にとって初めての時代劇を草なぎ剛さんと共に作れることに興奮しています」と、草なぎを起用できたことを喜んだ。
■『罠の戦争』は「本家・月9超え」の話題作に
ドラマ制作会社関係者が話す。
「草なぎさんは主演ドラマ『罠の戦争』も絶好調。放送の度に話題になりますよね。2月27日の世帯視聴率は8.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は4.8%となっています」
同日放送の北川景子(36)主演の月9ドラマ『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(フジテレビ系)の世帯は6.7%、個人4.1%だった。
「草なぎさんの月10ドラマが、本家というべき月9ドラマを凌駕する“逆転現象”がずっと続いているんです。それだけ、草なぎさんの『戦争シリーズ』はドラマファンからの注目度も高いということですよね」(前同)