■藤島ジュリー景子社長は「ドラマ&映画を重視」
現在火曜23時から放送されている『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系)が3月をもって終了し、4月からはカンテレ制作の30分ドラマ枠を新設することが発表されている。
「4月クールには、桜井ユキさん(36)がヒロインを務めるドラマが予定されているようです。そして、7月クールと来年1月クールの同枠の主演をジャニーズタレントが務めるといいます。そこが件の、“カンテレがジャニーズに渡した”と言われている枠です。主演には、若くて勢いのあるジャニーズタレントが起用されるのではないか、とささやかれていますね」(前出の制作会社関係者)
ジャニー喜多川氏(享年87)がコンサートや舞台を重視していたのに対し、藤島ジュリー景子社長はドラマや映画に力を入れていると、2022年11月の『週刊文春』(文藝春秋)でも報じていた。
「ジュリー氏の機嫌を損ねないようにと、強い忖度が働いたと考えられています。ちなみに7月クールには吉井ユウ氏による漫画『青島くんはいじわる』(大誠社)を原作としたドラマが予定されている、といいます」(前同)
■新ドラマには関西ジャニーズが出演か
『青島くんはいじわる』は、あと3日で35歳になる主人公・雪乃が、妹の結婚式に彼氏同伴で行かなければならなくなり、立ち飲み屋でたまたま遭遇した会社の“王子”こと26歳の青島に結婚式に同席してほしいと懇願したところ――というところから始まるラブストーリーだ。
「青島をジャニーズタレントが演じることになるんでしょうね。ジュリー氏がいま最も推していると言われているなにわ男子、もしくはジャニーズWESTなど、関西ジャニーズ出身のタレントが有力だと見られています。制作もカンテレですからね。
ただ、こうやって考えてみると、“俳優・草なぎ剛”に疑問を抱く人は今や誰もいませんが、そんな草なぎさんを起用するにあたっても強力なジャニーズへの忖度が働くということですよね……。しかも関西の準キー局ですら、ジャニーズサイドの威光を無視することはできない。
キー局、そして準キー局のドラマに辞めジャニが出るのは、数々のハードルを突破する必要があるわけで、草なぎさんも『罠の戦争』終了後、しばらくはまた民放ドラマから離れることになるのかもしれません。
ただ、逆にいえば2つのドラマ枠を“受け渡し”してでも、カンテレは『罠の戦争』を制作したかったということ。それほど、草なぎさんの演技には価値とも言えるでしょうね」(同)
あらためて、草なぎが『罠の戦争』で演じる鷲津の姿を心に残しておきたい。