■ジャンポケ斉藤とアンジャッシュ渡部の“違い”

 芸能プロ関係者は話す。

「斉藤さんと妻の瀬戸さんは“不同意”ではなく同意があったと主張しているようですが、新たに出た声明を読む限り被害女性が負った傷はあまりにも深い。それに行為がなされたのはロケバス内ですからね。いわば仕事中、職場でそんな不埒な行為に及んだわけです。これに憤り、そして呆れを覚える芸人仲間やテレビマンも少なくありません。

 斉藤さんと同じように不貞行為をやらかしてしまった芸人といえば、アンジャッシュ渡部建さん(52)が真っ先に思い浮かびますよね。彼も多目的トイレというあまりにも非常識な場所で不倫行為に及んでいた。

 ただ、復活できるかどうかというところにおいては、斉藤さんと渡部さんは“違う”と多くのテレビマンは考えているようです。不貞行為自体は非常にマズいことで、両者ともそれを行なっていた場所も最低。被ることが多いですが、警察沙汰になっている、なっていないということ以外にも両者の間には大きな違いがあると。2人には、あまりにも大きな“腕の差”があると考えられていますね」

 2020年6月、渡部は複数の女性との“多目的トイレ不倫”が報じられ、芸能活動を自粛。同年12月に謝罪会見を行ない、2022年2月にコンビの冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)でテレビに復帰を果たした。

 地上波番組出演へのハードルはいまだに高いが、千鳥MCの『チャンスの時間』、『有田哲平の引退TV』、『ABEMA的ニュースショー』(すべてABEMA)といった配信系の番組に立て続けに出演。『チャンスの時間』などは“常連”と化している。

 千鳥メインのNetflixのオリジナルコンテンツ『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~』、有吉弘行(50)がメインのNetflixコメディシリーズ『名アシスト有吉』でも活躍し、4月12日からは4年ぶりの単独MC番組『WATA BET〜それ、オレのだからね?』(DMM TV)も配信されている。

「不倫が報じられる前から渡部さんのトークスキルや食レポは芸能界でもトップクラスでしたよね。ただ、“人間性が大嫌い”というテレビマンは多かったんです。多目的不倫が報じられた際、彼のテングな一面も多数出ましたよね。

 ところが、不倫騒動から復帰して以降は本当に人が変わって、スタッフへの当たりも柔らかく紳士的なものになったんです」(前同)

 9月7日放送のラジオ番組『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』(ニッポン放送)で、サンドウィッチマン伊達みきお(50)から若手時代の態度を指摘された渡部は「あの渡部は殺しました、俺が。いなくなりました、この世から。あの生意気な」と即答し、笑いを誘っていた。

「以前はイジられることを嫌った渡部さんですが、今ではすっかりイジられることを受け入れ、自ら自虐ネタを言うようにもなった。結果、配信番組やYouTubeでは無双状態。

 昨年立ち上がったYouTubeチャンネル『アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組』は業界内でも特に評価が高いですね」(同)