橋本環奈(25)主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』。9月30日にスタートした本作は序盤の展開に「つまらない」という声が多く上がり低評価がつけられていたが、第4週(10月21日~)から評価が一変した模様。「面白くなってきた」という声が増えつつあるのだ。
『おむすび』は、橋本演じる平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。ドラマは2004年の福岡県・糸島からスタートしたのだが、結や仲里依紗(35)演じる姉・歩は1995年までは神戸に住んでいたこと、同年1月17日に発生した阪神・淡路大震災がトラウマになっていることが、少しずつ明かされ始めている。
【以下、『おむすび』第18回(10月23日放送)までのネタバレを含みます】
「『おむすび』は実在の人物がモデルではないことや、序盤のテーマである“ギャル”が朝ドラのメイン視聴者層と合っていないとされることなどからSNSが荒れ、“不評な朝ドラ”でした。しかし、第4週を境に“ドラマが変わった”“面白くなってきた”という声が増えている感じです。
10月18日放送回の終盤から仲さん演じる歩が登場。さらに22日放送回から本格的に描かれ始めた過去編に緒形直人さん(57)が出演するなど、演技派俳優が次々と登場したことが、作品のクオリティを高めているのでは、と考えられます。リアルで、現実にいそうな役を演じる名俳優たちのおかげで画面も引き締まり、物語に深みを与えている感じがありますね」(テレビ誌編集者)
『おむすび』では初回から仲演じる結の姉・歩が名前や回想で登場していたが、18日放送回のラストで糸島に帰郷。かつては“伝説のギャル”だったのにギャルを馬鹿にする発言をするようになっていて、それが原因で結との喧嘩に発展する――という修羅場が21日放送回で描かれた。
主演の橋本の演技にも良い影響を与えているという指摘もあり、橋本と仲の2人が感情を爆発させて口論になる姉妹喧嘩の場面には、
《環奈さんの泣きと怒りの演技絶賛されててすごい!完全に結になりきってて、力のある声の演技に惹きつけられた!怒り慣れてない結の押し殺してきた感情を表現できてる高度な演技力!など、、いや、ほんとすごかった!!》
《姉の歩が登場、どうなるかと思ったら、まさかギャル否定派になっていて物語をピリッと一気に変えた。今までの物語の緩さやギャル登場の多さは、視聴者を結やギャルに共感させる意図的なものだったんだろうね。橋本環奈と仲里依紗の演技が良かった》
《仲里依紗ちゃんが登場して橋本環奈ちゃんの演技がグッと上がった》
といった声が多く寄せられている。