■妻夫木聡主演の『日曜劇場』なのに……

■第4位:水谷豊主演『相棒』(テレビ朝日系/水曜21時~) コア視聴率2.8%(2月22日)

 第4位は、水谷豊(70)主演の『相棒』(テレビ朝日系)だ。現在放送中のseason21は“初代相棒”である寺脇康文(61)がカムバックしたことが放送開始前から話題となっていた。

 第18話(2月22日放送)の視聴率は、世帯13.2%、コア2.8%を記録している。

「もともと『相棒』はシニア層からの支持が高く、コア視聴率で見るとそこまで、という感じでした。にもかかわらず4位に入ったというのは、この1月クールドラマの全体的な不調を意味しています。

『相棒』は長期シリーズのためシナリオは安定感があることにくわえ、最終回では“初共演”が期待されています」

 3月8日放送の最終回スペシャル「13」前編には、寺脇から“相棒“を受け継いだ”2代目相棒・神戸尊“及川光博(53)が出演する。神戸は水谷演じる杉下右京の”相棒“を辞めてからも客演率は高かったが、寺脇演じる初代相棒の亀山薫と顔を合わせるのは今回が初。《夢の競演》と、SNSをにぎわせている。

■第3位:妻夫木聡主演『Get Ready!』(TBS系/日曜21時~) コア視聴率3.1%(2月19日)

 第3位は、妻夫木聡(42)主演のTBS日曜劇場『Get Ready!』。第7話(2月19日放送)の視聴率は世帯9.4%、コア3.1%を記録。

「正体不明の闇医者チームが患者を救う医療ドラマです。主人公のビジュアルや設定から、手塚治虫先生の名作漫画『ブラックジャック』に似ている、と考える視聴者も多いですね。

 枠が『半沢直樹』でおなじみの『日曜劇場』であることを考えると、思ったほど数字は取れていません。放送前から主演の妻夫木さんが脚本に難色を示して、何度も書き直しがあったといった不穏な話も出ていましたが、そうしたことが結果にも出てしまっている形なのかもしれませんね。

 TBSの日曜劇場はほぼ毎回、そのクールの連続ドラマの1、2位争いをします。『Get Ready!』はそこにすら加われていないわけで……やはり寂しい結果ですね」