■悲惨なコア視聴率になっているフジテレビドラマ

竜星涼さん(29)主演の『スタンドUPスタート』(フジテレビ系/水曜22時~)が“大爆死”しています。開始当初から低視聴率にあえいでいましたが回復の兆しはなく、第6話(2月22日放送)の視聴率は世帯3.3%、コア1.2%。完全に今期の“ワーストドラマ”となってしまいました。世帯も酷いですが、コア視聴率はもうすぐ0%台ですよね……。

 第7話(3月1日放送)では完全サプライズゲストに天海祐希さん(55)が登場してファンを驚かせましたが、視聴率には表われずで……世帯2.5%で、最低記録を更新してしまいました。もはや同作品は視聴者の“見る対象”になっていないんでしょうね。だから、竜星さんの所属事務所の大先輩の、大女優・天海さんが出演しても、数字が微動だにしなかったんでしょうね」

『スタンドUPスタート』は、福田秀氏による『週刊ヤングジャンプ』(集英社)連載作品が原作の、“過去の栄光にすがる中年や前科者、就業経験のない主婦、就職活動に挫折した大学生など、さまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”へ投資する主人公を描くビジネスストーリー”作品。

 同時間帯に超強力な人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が放送していることが『スタンドUPスタート』の数字が伸びない要因のひとつではあるが、

《なんか大変そうに見えて、とんとん拍子に上手くいっちゃってつまらない》
《竜星くん好きなんだけど音楽と映像がオシャとコントに全振りしてて話があんまり頭に入ってこん。》
《原作は面白いんだけど、どうしてこんなにつまらないドラマに出来るんだろう》

 と、脚本や演出面の評価も極めて低いのだ……。

 いつもはTBSが突っ走り、フジテレビが後追い、日本テレビとテレビ朝日は蚊帳の外――という並びにあった連続ドラマのコア視聴率争い。しかし、今期は日テレが維持の巻き返しを見せ、それ以外の局の作品は不調、という“下克上”な構図になっている。

 最終回まであとわずか。このまま櫻井翔主演の『大病院占拠』がトップのままゴールするのか。それとも、まさかの大逆転はあるのか――!?